まつのBLOG ~We like vegetables !

野菜が大好きな貴方に
「もっと野菜を知って頂きたくて。」
「もっともっと好きになって頂きたくて。」
そんな願いが貴方に届きますように。

DJコウ

皆様、今年も梅雨の時期がやって参りました。

いかがお過ごしでしょうか?
今年はエルニーニョ現象の影響で冷夏の見込みとの事で。。
農作物の動向が気になる今日この頃です。

さて今回は野菜くらぶ静岡に行って参りました。
野菜くらぶと言えば、

『感動農業 人づくり 土づくり  』

を理念に掲げられている。科学肥料や農薬に頼らず野菜を栽培し、
野菜が喜ぶ環境で栄養豊かな野菜を育てている生産者の方々です。

まつのとのお取り引きの歴史も古く、

栽培品目はレタス、非結球レタス、かき菜、大根、小松菜、
トウモロコシ、オクラ、ほうれん草、トマト、きゃべつがあります。

その中のトマト生産者のお一人、サングレイスの杉山さんのトマトハウスへ


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まずハウスに入ると風圧により害虫除去を行う
エアシャワールーム。

ここで外からの害虫の侵入を防ぎます。
勿論、入り口、出口の扉は片方づつしか開きません。  

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杉山さんの所は溶液土耕栽培。 

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有機肥料50% 科学肥料50%の配分で育てております。

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そして以前、紹介させていただきました

PHILIPS社製のグリーンパワーLEDインターライティング

(農業大国オランダで発明された植物育成用LED照明)

以前のBLOG

http://blog.matuno.co.jp/archives/1001285152.html

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国内では豊橋さん、カゴメさん、サングレイスさん3社で可動しています。

杉山さんの所では今期収穫量がAVE15%UP
(天候不順時には25%UP)

来期からは1ラインから4ラインに可動ラインを増加させます。
 
一般的にこのLEDインターライティングを使用してトマトを栽培すると
糖度が12%、ビタミンCの占有率が19%向上するというデータも
あります。

費用対効果も含め、来期のデーターが楽しみです。

お次は今回は可動しておりませんでしたが、

冬の時期に稼働するバイオマスボイラー。

(発熱量が化石燃料(石油等)の約3分の1、CO2の排出を抑制)

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やしがらのチップを燃料としております。

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自然環境を大切にする野菜くらぶさんを感じさせる設備でした。

頭が下がります。

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今回は野菜くらぶ静岡さんとの情報交換会という事もあり、
生産者の方と流通事情の見識のすり合わせを行ってきました。

サニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス、キャベツ等
規格外(肥大化・肥大不足)した物の使用については加工使用向きだが、
弊社のように、ひとつひとつ検品しながらの
一株単位での出荷の場合は、他産地との併合出荷時や店舗内オペーレーションに
難があるとお伝えさせて頂きました。

トマトにつきましては、手選でトマトの中敷きモールの無い物はピッキングセンター内での
ピッキング時にどうしても選果時にあたりが出て使用しずらい旨を
お伝えさせていただいました。

今回の情報交換会を機に、今後も定期的に情報を共有させていただき収穫、出荷予定を
綿密に組んで行き良きパートナーシップを構築させていただければと思います。


この度は、ご多忙の中貴重なお時間を頂戴し
誠にありがとうございました。







 

皆様、ご無沙汰しております。

DJコウでございます。

この度の産地視察レポートは千葉県袖ケ浦市の君津。

君津といえば、いんげん、空豆、トウモロコシ、レタス、大根等がございますが、
今回は大根の生産現場の産地視察へ行って参りました。

大地一面に広がる大根畑 


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そして、立派に育った大根です。


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君津の大根生産者グループは、歴史が36年あり現在生産者数は46人。
品種検討会を月に最低1度は実践し、年間253万ケースの出荷を行っております。
出荷期間は10月下旬から5月いっぱい出荷が続きます。

弊社には4人の生産者の方の大根が、定期的に契約販売していただいております。
そのうちの一人、渡辺義一さんの収穫現場にお邪魔させていただきました

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義一さんの所では、義一さん、ご子息の敬仁さん(3年目)、パートの方6人で作業に
あたっています。
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主に義一さんは、生産収穫計画や土作りを行い、敬仁さんは収穫、洗浄、加工と分担されて
います。


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この洗浄マシーンを使用し洗浄し、防水の計量器にて計量し、人の目で品質を目視し
選別作業を行っています。900g以下は加工用大根になります
小さすぎると日持ちはしないんです。
(洗浄後に付着した水の分も考慮し、計量いただいています。)

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ありがとうございます!!

今年は雨が少なく土が乾燥しているため、このような先が尖ってボコボコした物が
多いんです。尚、生育期間が長くてもこのような状態になってしまいます。

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キチンと選別されています。(二股の物、軽量の物も)

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選別された大根はB品販売、もしくはお知り合いの方へのおすそ分けしています。
勿論、味には問題はございません。

この車に山積みにされている大根は、ご近所のお茶屋さんに
 ”渡辺さんの大根”

としてお土産として置かれています。

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こちらは、次の10月の出荷に向け土作りをしてる畑です。


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落花生の木を腐敗させ、一つの畑で2回の収穫を行います。
(基本的に全作型、土壌消毒はなし、除草剤はなしです。)


義一さんに食べる方へのメッセージををお伺いした所、

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『今は、気候の変化により昔の品種はつくりづらい。
最初は、
正直加工は手を抜こうかと
考えていたが、やはり美味しい物を食べて頂きたい。
規模拡大の中、品質の差が出ないように人員を来期からは増員して行く。
品質を良くしようとするとどうしても手間がかかる。
しかしそれをやる。土作りが大切。』


とおっしゃておりました。

やはり、何事も手間がかかる所にどこまで向き合えるかの違いで大きな違いになると
再度、認識させていただきました。

渡辺様から大根の病気についてお伺いした所、

夏場によく出る、黒芯症。

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暖かい時期に急激に大根が大きくなりすぎると土から出ている部分(青首の部分)に
すが
入りすの部分が黒く変色します。

あともうひとつあるのが、みつしょう(仮名)

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すが入る最初の段階でもう少しすると

穴があくそうです。味にはもんだいないが消化率が悪く、つまやさん等には向かないようです。

勉強になります!(※写真は君津様の物ではございません。)

君津の大根はくさり、とけがなくいい大根で、精魂こめて育てた大根を
後行程で無駄にはしたくない思いが以前からありました。


なので、今回弊社からはコンテナ出荷分の最上段部に関しては予冷時間が長いと、
どうしても軟化の恐れがあるので出荷納入時に最上段部の
ふた、もしくはラッピングの希望をお伝えさせていただきました。

最後に渡辺義一様、敬仁様、皆様、貴重な時間を頂戴し、
誠にありがとうございました。
兼ねてから行きたかった産地の一つである君津にお伺いする事でき
本当に感謝しております。

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是非、
今度は渡辺様の弊社への視察を心よりお待ちしております 


最近、春の訪れを感じるような天候になりつつありますね。

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そうすると外にお出かけしてビールを飲みたくなるのは 私だけでしょうか。。

 ビールといえば 焼き鳥!!ですね。
 という事で、今回は少々強引な掴みでしたが
 
弊社のお取り引き先様の
 じゃんぼ焼鳥鳥貴族新大久保店
にお邪魔させていただきました。

まずは、 キャベツ ZAKU ZAKU !!
この日のキャベツは 愛知県 豊橋産のキャベツ !!
あのキャベツ畑を思い浮かべながら食す キャベツの味はひとしおです。

そして 冷やしトマト!

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酸味と甘みのコラボレーション !!
こちらは 千葉県 長生産のトマトです。
 今が一番美味しい時期です!

ピリ辛キュウリ漬け


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のキュウリは 宮崎県 尾鈴産です。
 

シーザーサラダ
もいただきます!

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メインはやっぱり じゃんぼ焼き鳥!!
1串 90Gの一本一本手打ちされた、 国内鶏肉。

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とても美味しいです!! 最高の味とコストパフォーマンス!!

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どれも風味豊かでとってもジューシィーな味わいです!

 美味しい焼き鳥、ありがとうございます。

今回は残念ながら、 一番のピーク時間という事もあり。。

 店長のはたやまさんからは
 お話をお伺いできませんでした ⬇

 反省しております。。 しかし、 大変美味しく、頂かせていただきました。

こちら鳥貴族様へのお野菜は、

その日ごとに 同一の産地、出荷団体で揃えて納品させて頂いております。

なので、一つの産地の状態が悪いと全店舗様に ご迷惑をおかけしてしまう恐れがあります。。。

気が抜けません!!


お客様の目となり!!


今回、鳥貴族様から頂いた 焼き鳥パワーで 明日からも、

検品作業に目を光らせ !!

頑張ります!!

モスバーガー様から
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期間限定新商品
辛味噌チキンバーガー、
リニューアル
海老かつバーガー

販売されました。
弊社からお届けさせて頂いてる
きゃべつがふんだんに使用されています。
お邪魔させていただいたのは
モスバーガー梅屋敷店

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それでは、まずは
海老カツバーガーから

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いただきまーす。
千切りきゃべつのシャキシャキ感
goodでございます!
そして海老のプリプリ感はもとよりタルタルソースに加わっている
アメリケーヌ・ソースによって
海老の美味しさ倍増です!
意外にさっぱりしているので、女性向きかなって?
そして
本日のメインイベント 
辛味噌チキンバーガー!
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野趣あふれるちぎりキャベツの
ザク♩ ザク♪ 感 ♬

皆大好き 
外 パリ♪ 
中 ジューシー ♪ 

チキン !!
程よい辛みが
旨い !! 辛味噌ソース !!
zaku zaku !!頂きました。

こちらはガッツリ男性向きかな?
御馳走様でした 

ところで
本日のキャベツは生産履歴のわかる
愛知県田原市の
愛知みなみ特別栽培研究部会
の物。

写真
部会発足当初は4名。(現在生産者数 32名)
農薬と科学肥料を
慣行栽培(一般的な栽培)のものより
50%以上削減

してるんです。
現在作型の端境期で収穫が不安定なので。

私も頭を悩まされます。。。
でもやらなければいけないんです!!

この美味しいハンバーガーを
召し上がった方々に 
笑顔 
になって貰う為に!!

店長のすえまつさんに
店舗でのオペーレーションのお話をお伺いさせて頂きました。
徹底した鮮度管理の元
ちぎりキャベツ
そして千切りキャベツ
が作成されています。
このきゃべつが

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※写真は弊社きゃべつ出荷担当の高木さんです

  ↓

このように!!
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色々と貴重なお話をお聞きし
また、ご意見も頂戴いたしました。
一番の悩みは、
レタスの歩留まりのブレだそうです。。
モスバーガー様へお納めするレタスは
鮮度、品質、重量をチェックしておりますが
まれに中腐り等の為、
実質使用できる量が非常に少ない時があると。

大変申し訳ございません!

早速出荷担当者にお伝えして、
検品強化していく所存でございます。
今回は、初めて店舗訪問させていただきました。
弊社で出荷させていただいてる商品が、
どのようの商品に進化しているのか?
やはり、

現地現物
百聞は一見に如かず !!
でした

見て、
触って、
聞いて、
嗅いで、
食して!!

表に出るご意見・クレームは
氷山の一角だと言われています。
95%のクレームは表にでない。。。
私はそのサイレントマジョリティ(改善情報の宝庫)の声を
店舗訪問時に

拾い、
集め!!

日々、精進して参ります。
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皆様こんにちは!

JA長生施設野菜部会青年部様との交流会に参加させていただきました。
長生といえばトマト、メロン、梨、きゅうり、長ネギ等の産地。
中でもトマトは周年栽培が行われ弊社でも大変お世話になっております。
ちなみに 
生産者団体名は 長生(ちょうせい)
トマトの名前は長生(ながいき)トマトです。
部会青年部からは16名。
その他農協、市場関係者からは14名出席という形で本交流会はスタート致しました。

まずは、青年部 部長 
石井 理永蔵様

からのご挨拶。
印象に残った言葉は、
『とまとの戦国時代だ!』

とういうお言葉。
なんでも青年部会の方を引き連れて
各産地に頻繁に行かれ勉強されているようで本気度を感じました。
そんな石井様からも「豊橋」は進んでいるという認識だそうで、
ロールモデルにしていきたいとか。
長生は、首都圏に近く、物流の面でも有効だという事で地産地消じゃないけど
首都圏の消費需要を狙っていきたいそうです。
私もその熱に圧倒されそうになりました。

そして理事の
室川 典弘様
からは、

「トマトが欲しい、欲しいというけど、じゃ実際どれくらいの量が必要なのか? 」
「トマトの量が増えていった時、単価は維持できるのか?」

という質問が。
実際にトマトとメロンを栽培している所をトマト一本で勝負しようと
している農家さんもいるそうで、これは本気で考えてるからこそ出てくる切実な想い。

ここでも本気度を体で感じてしまいました。
その長生イズムは若い世代にも受け継がれていました。
今回参加した青年部会様の中にも
4名の方は今年から農家を始めたの20代の人達
若い世代の方達ともお話をさせていただきましたが、
2世代で農家をやるにあたり、
ハウス等の施設環境整備を若い世代が行い、
苗は親世代が管理を行う
などうまく分担なさってるようです。
若い世代の方のお話を聞いていると、
水耕栽培だから農家をやりたいと思ったという意見もありました。

もしかしたら、
この先何年後かは水耕、溶液栽培のみで土耕栽培には
お目にかかられないという事も。。。
交流会でも話題になりましたが、今の若い世代の方5人に
水耕栽培のトマト
土耕栽培のトマト
を食べ比べてもらった結果。。
全員が水耕栽培のトマトを美味しいと感じたそうで。
やはり時代とともに美味しさの基準も変わっていくものなのか。
それとも年齢の差なのか。。
弊社からの要望は
春トマトと秋トマトの時期が開いてしまわないようにお願いさせていただきました。
夏の北ものトマトが終わりかけで、どうしても軟化したものが多くなってしまうので
秋トマトが色周りが悪かったり、
スタートが遅くなってしまうと外食店舗様、
エンドユーザー様にご迷惑をかけてしまうからですと。
言うのは簡単なんですけど。。
ただ長生さんならやってくれるかなと勝手に思ってしまいました。
後は、今月の大雪で北関東のトマトはかなりの被害があるそうなので
長生さんに頑張って欲しいとお伝えさせていただきました。
今回も熱い仕事に対する情熱をいただいて参りました。

弊社のピッキングセンターはエンドユーザ様と農家さんを繋ぐ架け橋

農家さんの想い、野菜をお客様に。
お客様の要望を農家さんに。


青果物だから難しい面はありますが、
難しいからこそ面白く
色んなチャンスがあるような気がします。
是非、次回も参加させていただきたいなと感じました。
若い世代の人達の現場と成長を感じさせていただきたいと思いました。
勿論、自分ももっと負けないくらい成長して。
長生さんから貰った熱い情熱で、より良いピッキングセンターになるよう
日々精進して参ります。

追伸

雪で被害に遭われた産地は
何かとご困窮のこと、拝察申しあげます。
一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

甲 将明

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