みなさま こんにちは
静岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
キッズ野菜ソムリエ認定講師の
小櫛香穂(オグシカホ)です。
寒さ厳しい日が続いておりますね。
この季節になると今も昔も「金柑」を
口にする方は多いのではないで
しょうか?
積雪の無い温暖な静岡県ですが、
いま県内でのみ栽培されている
金柑『こん太』が話題になっています。
特徴はなんといってもその糖度で
驚異の20度以上。さらに果皮の
表面はツルツルすべすべ。苦みを
感じる油胞もほぼ見当たりません。
私の知る金柑とは大きく違います。
今回は注目を集める「こん太」を
栽培する【JAしみずこん太部会】を
訪問しました。その魅力と栽培の様子
また今後の展開をご紹介していきます。
静岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
キッズ野菜ソムリエ認定講師の
小櫛香穂(オグシカホ)です。
寒さ厳しい日が続いておりますね。
この季節になると今も昔も「金柑」を
口にする方は多いのではないで
しょうか?
積雪の無い温暖な静岡県ですが、
いま県内でのみ栽培されている
金柑『こん太』が話題になっています。
特徴はなんといってもその糖度で
驚異の20度以上。さらに果皮の
表面はツルツルすべすべ。苦みを
感じる油胞もほぼ見当たりません。
私の知る金柑とは大きく違います。
今回は注目を集める「こん太」を
栽培する【JAしみずこん太部会】を
訪問しました。その魅力と栽培の様子
また今後の展開をご紹介していきます。
そもそも「こん太」は平成2年に
清水地区の近藤恭史さんが
「ニンポウキンカン」の枝代変わりを
発見したことから育成し、平成14年に
品種登録されたことから始めりました。
JAしみず様によると平成21年度の
生産者はわずか3名でしたが
平成28年度現在12名に増えました。
その生産者のなかで今回は
【JAしみずこん太部会】部会長の
近藤喜美雄さんにお話を伺いました。
近藤さんは「こん太」以外にも柿や
柑橘の栽培もおこなっております。
ちなみにハウス内は温かいのですが、
大切な金柑の枝に引っかからない
素材の上着を着用しお邪魔しました。
近藤さんのハウス内の様子です。いくつ
かある中で見学させていただいたこのハ
ウスの広さは1200㎡。およそ150本ほど
が植えてありました。通路は人が余裕で
通れるほどゆったりしています。
実は「こん太」として出荷できる金柑は
「施設栽培のものに限る」という条件が
あります。温室で温度管理しながら、
雨風から金柑を守ることで柔らかな
果皮に負荷もかからず、また傷もない
色艶の美しい果実に育つのです。
イメージはまさに
【温室育ちのお坊ちゃま こん太君】
金柑は実が付くまで何回も花を咲かせる
などミカンとは異なる性質もあります。
大きな果実ほど高級品とみなされる
傾向があるため金柑にとっても摘果は
とても重要な作業になります。
大玉に育った金柑はハウスの外からでも
その鮮やかな実の様子が確認することが
できるほどでした。
糖度20度になるまでは樹上で成らせま
す。完熟出荷が条件です。この驚きの糖
度は「こん太」の品種特性であり、サン
プル果による糖度検査を行い、色づき
具合で判断し収穫していきます。
実際の収穫の様子です。
糖度、色づきをクリアした金柑を
一つ一つ見極めていきます。
収穫の際にも金柑の枝や果実に
細心の注意を払いながら、ゆっくりと
作業を進めていきます。
収穫する金柑は軍手をはめた手で
そっと手にとりハサミで切ります。
切った枝部分が長いままでは収穫した
金柑を傷つける恐れがあるため、さらに
根もとぎりぎりで切り落とします。
ミカンの収穫でも行われる作業ですね。
収穫した金柑を確認し、
軍手でそっと砂埃を拭きます。
とにかく扱いが丁寧です。
そして収穫カゴをご覧ください。
なんと布でカバーがついています。
さすがお坊ちゃん収穫カゴに布団つき。
「こん太」はそっと置くようにカゴへ。
投げたり弾ませたり転がしたりもせず
「そっと置くように」収穫した金柑を
カゴに入れていきます。近藤さんは
柔らかな果皮を守るために
「積み上げる」事も避けたいので
カゴの中で3段以上にしないそうです。
そして収穫後の「こん太」君は
JAしみず柑橘共選場でも扱いは別格で
一つ一つ人の手で仕分けられます。
こんなに大切に扱われるなんて、
ちょっと羨ましいですね。
近藤さんから「こん太」を頂きました。
手のひらで大きさが伝わりますか?
とても大きいですね。
表面の滑らかさが伝わりますか?
ツルツルの美肌で、表面の油胞も
ほとんどありませんよ。
せっかくなのでカットしてみました。
果皮が極薄で確認が難しいほどです。
糖度計で計測してみました。
なんとなんと「22.5度」でした。
酸がほぼないため、
余計に甘く感じるようです。
食べた方が「こん太はスイーツ」と
表現するのはそこに理由が
あるのかもしれませんね。
近藤さん一押しの食べ方提案を。
なんと冷凍庫にいれるだけですが、
これで簡単「こん太アイス」なのです。
試してみましたが、半解凍のこん太を
「アイスクリームに添えてみて」と
笑顔で進めてくれた理由が分かります。
出荷時期の限られるこん太ですが
これならいつでも食べられますね。
出荷は1月中旬から3月初旬~中旬まで。
現在は静岡県内と京浜市場を中心に出荷
されており、生産量が少ないため高級果
物店を中心に販売されております。
最近ではお問い合わせも大変多いそう。
嬉しいですね。
また新たな展開として、
金柑こん太の中でも【4Lサイズ】の
特上品を名称【コンタ―レ】として
販売されていくそうです。
金柑【こん太】【コンタ―レ】・これから
ますます飛躍しそうな予感ですね。
温室育ちの金柑「こん太」
ぜひ覚えていただけたら嬉しいです。
問い合わせ先:JAしみず様
http://www.ja-shimizu.org/
静岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
キッズ野菜ソムリエ認定講師の
小櫛香穂(オグシカホ)でした。
清水地区の近藤恭史さんが
「ニンポウキンカン」の枝代変わりを
発見したことから育成し、平成14年に
品種登録されたことから始めりました。
JAしみず様によると平成21年度の
生産者はわずか3名でしたが
平成28年度現在12名に増えました。
その生産者のなかで今回は
【JAしみずこん太部会】部会長の
近藤喜美雄さんにお話を伺いました。
近藤さんは「こん太」以外にも柿や
柑橘の栽培もおこなっております。
ちなみにハウス内は温かいのですが、
大切な金柑の枝に引っかからない
素材の上着を着用しお邪魔しました。
近藤さんのハウス内の様子です。いくつ
かある中で見学させていただいたこのハ
ウスの広さは1200㎡。およそ150本ほど
が植えてありました。通路は人が余裕で
通れるほどゆったりしています。
実は「こん太」として出荷できる金柑は
「施設栽培のものに限る」という条件が
あります。温室で温度管理しながら、
雨風から金柑を守ることで柔らかな
果皮に負荷もかからず、また傷もない
色艶の美しい果実に育つのです。
イメージはまさに
【温室育ちのお坊ちゃま こん太君】
金柑は実が付くまで何回も花を咲かせる
などミカンとは異なる性質もあります。
大きな果実ほど高級品とみなされる
傾向があるため金柑にとっても摘果は
とても重要な作業になります。
大玉に育った金柑はハウスの外からでも
その鮮やかな実の様子が確認することが
できるほどでした。
糖度20度になるまでは樹上で成らせま
す。完熟出荷が条件です。この驚きの糖
度は「こん太」の品種特性であり、サン
プル果による糖度検査を行い、色づき
具合で判断し収穫していきます。
実際の収穫の様子です。
糖度、色づきをクリアした金柑を
一つ一つ見極めていきます。
収穫の際にも金柑の枝や果実に
細心の注意を払いながら、ゆっくりと
作業を進めていきます。
収穫する金柑は軍手をはめた手で
そっと手にとりハサミで切ります。
切った枝部分が長いままでは収穫した
金柑を傷つける恐れがあるため、さらに
根もとぎりぎりで切り落とします。
ミカンの収穫でも行われる作業ですね。
収穫した金柑を確認し、
軍手でそっと砂埃を拭きます。
とにかく扱いが丁寧です。
そして収穫カゴをご覧ください。
なんと布でカバーがついています。
さすがお坊ちゃん収穫カゴに布団つき。
「こん太」はそっと置くようにカゴへ。
投げたり弾ませたり転がしたりもせず
「そっと置くように」収穫した金柑を
カゴに入れていきます。近藤さんは
柔らかな果皮を守るために
「積み上げる」事も避けたいので
カゴの中で3段以上にしないそうです。
そして収穫後の「こん太」君は
JAしみず柑橘共選場でも扱いは別格で
一つ一つ人の手で仕分けられます。
こんなに大切に扱われるなんて、
ちょっと羨ましいですね。
近藤さんから「こん太」を頂きました。
手のひらで大きさが伝わりますか?
とても大きいですね。
表面の滑らかさが伝わりますか?
ツルツルの美肌で、表面の油胞も
ほとんどありませんよ。
せっかくなのでカットしてみました。
果皮が極薄で確認が難しいほどです。
糖度計で計測してみました。
なんとなんと「22.5度」でした。
酸がほぼないため、
余計に甘く感じるようです。
食べた方が「こん太はスイーツ」と
表現するのはそこに理由が
あるのかもしれませんね。
近藤さん一押しの食べ方提案を。
なんと冷凍庫にいれるだけですが、
これで簡単「こん太アイス」なのです。
試してみましたが、半解凍のこん太を
「アイスクリームに添えてみて」と
笑顔で進めてくれた理由が分かります。
出荷時期の限られるこん太ですが
これならいつでも食べられますね。
出荷は1月中旬から3月初旬~中旬まで。
現在は静岡県内と京浜市場を中心に出荷
されており、生産量が少ないため高級果
物店を中心に販売されております。
最近ではお問い合わせも大変多いそう。
嬉しいですね。
また新たな展開として、
金柑こん太の中でも【4Lサイズ】の
特上品を名称【コンタ―レ】として
販売されていくそうです。
金柑【こん太】【コンタ―レ】・これから
ますます飛躍しそうな予感ですね。
温室育ちの金柑「こん太」
ぜひ覚えていただけたら嬉しいです。
問い合わせ先:JAしみず様
http://www.ja-shimizu.org/
静岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
キッズ野菜ソムリエ認定講師の
小櫛香穂(オグシカホ)でした。
コメント
コメント一覧 (1)
なるほど、こん太の美しい表面を維持するために最大限の注意が払われているのですね!
大事に扱われたこん太は、まるでピンポン玉のように表面はツルツルできれいな球形をしています。
包装も、高級和菓子のように一つ一つ個包装!
静岡は、クラウンメロンや今回紹介されたこん太といい超高級フルーツの生産地なのですね。
なかなか手の出の出せない高級フルーツですが、現地で一度は食べてみたいです!