こんにちは。
福岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの久保ゆりかです。

福岡県北東部に位置する
苅田町(かんだまち)
その山奥に等覚寺(とかくじ)という
小さな集落があります。

標高300mの山あいに
現在13世帯、20名の方が
暮らしています。
過疎化が進むこの地域に
等覚寺の文化や風景を残したいと
移り住んだ藤田紫(ゆかり)さん。

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藤田さんは大阪育ち。
農作業がしたくて大学の農学部を卒業し
農産物の販売・流通に携わる
㈱まつので10年間、経験を積まれました。

㈱まつので10年間学んだ事は
野菜果物や食品流通の経験と知識は
もちろん、それ以上に仕事や生き方
「姿勢と覚悟」を学びました。
これだ!と決めた道を信念を持って
進んでいくこと。
三度生まれ変わっても、この道を
歩むという覚悟。
天職を決めるのは自分自身です!
その言葉に私も感激しました。
山伏姿
元々自然の中で暮らしに興味を
持っており、過疎化が進む
この等覚寺を盛り上げる
地域おこし隊員の募集に応募し、着任。

田舎暮らしをしようと決意した理由は
等覚寺の素晴らしい景色
触れるもの、聞こえる音までも新鮮で、
地元の人柄の良さにひかれたと言います。

天空の棚田の初夏
現在、地域協力隊員として
地元の人の協力を得ながら、
みそ造りやそば打ち、米作り
棚田の再生に力を入れています。

こちらは、昨年の米作りの様子です。
子供田植え
田舎暮らしは、厳しい自然が相手。
による被害も受けましたが、
無事に稲穂が実った時には、
感激しました。
天空の棚田の稔り
等覚寺の魅力を多くの方に伝えようと
田植え・稲刈り体験他、
自らイベントを企画・開催。
天空の棚田の秋
イベントには、たくさんの子供達も
参加し、盛り上がりました。
昔の脱穀体験
収穫したお米は、2反で9俵
手伝ってくれた他の地区の皆さんを
呼んで、“収穫祭”を開催。

初めて精米し、炊いたご飯で
藤田さんは白むすび
皆さんに振る舞いました。
自分で手塩にかけて作ったお米
格別な美味しさだったそうです!

作業姿
豊かな自然
魅力溢れる最高の景色
そして、清らかな水・・・。

この恵まれた環境の等覚寺に
人が集まり、みんなが会話し、
くつろげる癒しの空間を作りたい!
そんな想いから、天空カフェ
オープンしました。
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自宅の一部を開放して作った空間。
藤田さんの明るいお人柄もあって
評判を呼び、多い時には
約60人が来店しています

天空カフェは、土日のみ営業
主なメニューは、自分で作ったお米、
手造りみそのお味噌汁付き

野菜プレートランチ
地元の方に教えてもらった田舎料理
たくさん盛り込まれています。

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お冷とお料理には地下水を使い、
食材は自分で作った新鮮なお野菜他
等覚寺産と言うこだわり!

お客様同士がここで知り合って
親しくなり、交流している姿を
見るのがとても嬉しい!
『等覚寺は素敵な所だね。住みたい』
という人を増やしていきたい!

と夢を語ってくだささった
藤田さんの笑顔
私の心に焼きついています。

今、藤田さんが笑顔で前を向いて進み続けて
いらっしゃるのは、㈱まつので学んだ
その教えのお陰です。
人と自然との絆・・・
今後の藤田さんの活動に
目が離せません。

藤田さんへのお問合せ先:
tokakuji.kandamachi@gmail.com

福岡県のベジフルサポーター
野菜ソムリエの久保ゆりかでした。