和歌山のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ&
チーズプロフェッショナルの
井上 宣子(いのうえ のりこ)です
街を歩くと どこも
クリスマスのイルミネーションや
飾りつけがキラキラ輝き
クリスマスソングが聞こえてくる
大人も子どもも
毎日わくわくする季節ですね
そんな今にふさわしい
「クリスマスオレンジ」を
ご紹介させていただきます
愛媛県生まれ愛媛県育ちで
和歌山県在住
こどものころから
今も、切っても切れないご縁の
フルーツ
温州みかん
私たちの住む日本では
みかんと言えば 「こたつ」
のイメージがあるかと思いますが
実は 遠く海を渡った国
カナダでは
「クリスマスオレンジ」
=聖なる果実
として 親しまれているのです
カナダでは100年以上も前から
クリスマスになると温州みかんを食べて
家族揃って一緒に大切な時間を過ごす
という 季節を告げる
大切なフルーツ
日本では クリスマスカラーと言えば
赤と緑 ですが
カナダでは
クリスマスといえばオレンジ
オレンジのクリスマスツリー
もあるそうです
日本で作られた温州みかんの
輸出先は
もちろん カナダがトップで
輸出シェアの69%
(2015年 温州みかん :財務省貿易統計)
クリスマス前になると
おしゃれな木箱や
サンタやトナカイの描かれた
かわいい箱に入って
日本の温州みかんが
「クリスマスオレンジ」として
店頭に並び
カナダの人達は愛を込めて
親しい人にみかんを
贈り合うそうです
またアメリカで温州みかんは
「テレビオレンジ」
とも呼ばれています
ナイフで皮をむくオレンジが
主流のアメリカでは
手で簡単に皮がむけるみかんは
テレビを見ながらも簡単に食べられる
というところからついた愛称です
そして和歌山は
みかんの生産量は
連続10年以上日本一
(農林水産省 作況調査 H.27年度)
和歌山のみかんは
少し小ぶりの手のひらサイズ
小さくても甘みがぎっしり
詰まっています
「美甘娘」とか「なごみ」とか
まるで 可愛い自分の娘のような
名前がつけられて売られています
そして和歌山のみかんの中でも
その名が知られている有田みかん
有田みかんで有名な
和歌山県有田市では
毎年こんな素敵なイベントを開催し
日本全国から
みかんスペシャリストが参加して
腕を競い合います
「ノエル・アリダ
スィーツコンテスト」
このコンテストは
「もう一度、冬の風物詩
『有田みかん』の
素晴らしさを皆さんに
思い出してほしい
冬の果物の定番『有田みかん』と
冬のスイーツ『クリスマスケーキ』が
コラボレーションすることで
『今までにないクリスマススイーツ』
を作りたい
そしてこのコンテストをきっかけに
コタツとみかんの温かい団欒を
有田みかんとともに
思い出してほしい」
このような思いのもと
開催されています
(有田市HPより抜粋)
そして開催当初よりの審査委員長は
あの、東京の有名パティシエ
Toshi Yoroizuka
の鎧塚 俊彦氏
今年の優勝作品
広島県 桑本健吾さん
Lumiere Mandarin NOEL
~光り輝く有田みかん~」
(写真提供:有田市産業振興課)
毎年夏に募集が始まり、
秋に予選通過者たちが
最優秀賞を決めるコンテストに
集結し
何と優勝作品は商品化されて
東京のToshi Yoroizukaや
和歌山県内での数店舗で
クリスマス期間限定販売されます
前年度までの優勝作品やレシピは
こちらの有田市のHPから
https://www.city.arida.lg.jp/brand/noelaridakekka.html
こんなみかんとは
切ってもきれない和歌山から
おすすめ2品をご紹介させて頂きます
①みかん花はちみつ 生しぼりたて
一番搾り
紀州の里山に咲く
みかんの花で採った
大自然の天然酵素たっぷりの
みかん花はちみつ
爽やかでも味は濃く甘く
どんなお料理にでも合う
上品なみかん花はちみつが
農家さん直送で届きます
*和歌山県紀の川市にある
観音山フルーツガーデンさん
http://www.kannonyama.com/shopdetail/033000000001/
②まるで果実の宝石箱
ふみこ農園さんのキラキラジュレ
和歌山フルーツコンポートセット
口の中でとろけるほどの
美味しい和歌山フルーツに
キラキラジュレが
お洒落に瓶詰されていて
贈り物にも嬉しいですね
かわいいガラス瓶に入った
「まるごと温州みかん」は
第11回ガラスびんアワードで
デザイン優秀賞を
受賞されたそうです
*和歌山県有田郡にある
ふみこ農園さん
http://www.fumiko.co.jp/SHOP/3type-compote.html
最後に少しだけ
故郷 愛媛のみかん事情
「愛媛では蛇口から
みかんジュースが出てくるの?」
と聞かれる事がありましたが
今、松山空港には
こんなディスプレイがあり
県外からや海外からの
お客様が
よく記念撮影をされています
そして毎月第3日曜日には
松山空港2階出発ロビーに
「オレンジジュースが出る蛇口」
が設置され
乗客やお連れの皆様で
長蛇の列ができるほどの
人気をよんでいます
機会があれば
是非お立ち寄りしてみてください
みかんでこんなオブジェを
作っているところもあります
和歌山のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ&
チーズプロフェッショナルの
井上宣子(いのうえのりこ)でした
Hoping you have a
Happy Holiday Season !!
コメント
コメント一覧 (2)
クリスマスオレンジ、国が違えば言葉や習慣が変わるだけでなく、果物の役割も変わるのですね。
でも、温州みかんが家族の団らんの中にあることは日本でもカナダでも変わらないのですね。
そう考えると、温州みかんはすごい!
テレビオレンジ、日本ではミカンの皮を手で剝くというごくごく当たり前のことが、カナダではミカンの長所になる。
このことは、異国の習慣から学ぶミカンの凄さであり私にとって大きな気づきとなりました。
有田ミカン「なごみ」の箱は、味のある「和」の一文字がとてもセンス良く、思わず箱買してしまいそうです。
みかん花はちみつ生しぼりたて一番搾り、ボトルがまるで化粧水の瓶のようでとてもオシャレです。
そして、一番搾りのネーミングからははちみつの純度の高さが伝わってきます。
みかんジュースタワーとミカンのオブジェからは、愛媛県におけるミカンの存在の大きさとミカン愛が伝わってきます(どちらもスゴイインパクト)。
私の中で高価な食品というイメージのフルーツ、そんなフルーツの中にあって手軽に食べられるミカン、甘くてジューシーなミカン、ついつい食べ過ぎてしまうミカン。
冬季限定ではありますが、今回の記事を読みミカンが自分にとっても、とても身近で大切なフルーツであることに気付かされた気がします(プラス重要なビタミン供給源)。
ミカンさんありがとう、そして今年の冬もよろしくお願いします!
初めまして、11月から和歌山県のベジフルサポーターになりました、井上宣子と申します。先日は、クリスマスオレンジの記事へのコメントを頂き、ありがとうございました。まだ不慣れな点が多く、頂きましたコメントへのお返事が大変遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
日本でも温州みかんで名の知れる愛媛生まれ、和歌山在住の私ですが、クリスマスオレンジのお話を初めて聞いた時には本当に驚きました。フルーツといえば、輸入されたものを日本人が楽しむという事が多いと思っていたので、親しみのある温州ミカンが海外の方々ににも召し上がって頂けるとしって大変うれしかったです。
和歌山の和の字をとった「なごみ」のみかん。実は、娘の名前と同じで、こちらとの出会い、もちろん、箱買いをいたしました。自分が娘につけるような名前を 農家の方が、生産者の方が、自分たちが一生懸命手塩にかけて育てたみかんと同じ名前だなんて、素敵ですよね。
みかんはちみつは一度召し上がっていただくと、きっとまた食べたくなると思う、その洗練された軽くて甘くて爽やかさ、が特徴です。県内では色々なお料理やお菓子に使われています。
またみかんジュースタワーは、地元の人でも初めて見たときにはそのインパクトの強さにびっくり!!愛媛の小学校では給食で普通にみかんジュースが出てきたり、和歌山では幼稚園の行事でみかん狩りがあったりと小さなころから、みんな誇りに思っているみかんです。
そんなみかんともども、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。