富山県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニア食育マイスター
明野 依里佳(あけのえりか)です

今日は、富山で古くから栽培されている
『庄川ゆず』をご紹介いたします。

「ゆず」は、レモンやライムなどと同じ、
香酸柑橘類です。
お料理では、風味づけや薬味として利用
されています。
富山で「ゆず」といえば、
この『庄川ゆず』が有名です。
庄川は、富山県の西部に位置し、大自然
あふれる「庄川峡」は、素晴らしい景観で
訪れた人を癒してくれます

富山のような寒冷地で育つ柑橘類は、
皮が厚くなる傾向がありますが、この
『庄川ゆず』も、皮がデコボコしていて、
厚いのが特長です。
またその独特の皮が、強い香りを
醸し出しています。
そのため、ゆずの皮を使う料理には、
とても重宝します。
この地域に、最初に「ゆず」の原種を
持ち込んだのは、「弘法大師」だと
伝えられています。
それから、接ぎ木などをして、現在の
「庄川ゆず」の産地ができました。
また、庄川地区は「庄川おろし」という
風が吹きます。
「ゆず」は霜に弱く、霜にあたると、
苦みが強くなりますが、朝、夕の
冷え込み時に「庄川おろし」が
吹き込むことで、霜を払い、
ほどよい加減に仕上がるのですね。
庄川地区を訪れると、たくさんのお宅に
「ゆず」の木が植えられていました。
こちらのお宅の木は樹齢が百年を超える
ものだそう 沢山の「ゆず」が実り、
爽やかな香りが漂ってきました。
実は「ゆず」は、種から木になるまで
約20年ほどかかります!
実が採れるまでとても長い年月ですね
庄川地区では、『庄川ゆず』を使った
加工品も作られています。
こちらは、富山の郷土料理「お酢わい」
↓
お正月料理でお馴染みの「なます」に、
細切りの油揚げを甘辛く煮たものを
和え、そこに「ゆず」の皮も加えます!
富山では「お酢和え」がなまって、
「お酢わい」になったと言われ
我が家でもよく作ります。
こちらも、我が家の定番料理!
↓
「ねぎの甘酢味噌和え」です。
「ゆず」の香りが爽やかです☆
加工品であった「ゆずの佃煮」を
おにぎりの中身に!
また、庄川地区に昔から伝わる郷土料理
で、「ゆずの味噌漬け」があります。
こちらの料理に使用される「ゆず」は、
傷がなくきれいなもの。
かつ完熟しているものを選び、
丸ごと三年間熟成させるそうです!
ただ、“いい”具合の「ゆず」が無い年は、
作らないそうで、なかなかお目にかかる
ことのできない幻の逸品です
ごはんが進む「ゆずこしょう」を使った
おかず料理です!
~ゆず香る☆しめじと豚肉炒め~
材料(2人分)
シメジ・・・1/4パック
豚ヒレ肉・・・180g
タマネギ(すりおろす)・・・1/2個
醤油・砂糖・酢・ゴマ油・・各大さじ1
塩・・・少々
ゆずこしょう・・・お好みで
キャベツ・ミニトマト・・・適宜
作り方
1.豚ヒレ肉は、1cmの厚さに切り、
すりおろしたタマネギ、醤油、砂
糖、酢、ゴマ油、塩と一緒にボウ
ルに入れて混ぜる。
2.フライパンにサラダ油(分量外)
を敷き、1.の豚ヒレ肉を炒める。
豚ヒレ肉に火が通ったら、
シメジを加え炒る。
3.皿に千切りにしたキャベツを盛り、
2.の豚ヒレ肉とシメジを盛る。
4.同じフライパンに、1.の調味料
を入れ、2分程煮る。火を止めて、
ゆずこしょうをお好みで入れ合わ
せる。
~ゆずのパウンドケーキ~
材料(18cmパウンド型1本)
薄力粉・・・120g
ベーキングパウダー・・・小さじ1/8
バター・・・90g
ハチミツ・・・大さじ1/2
牛乳・・・大さじ1
砂糖・・・90g
卵 ・・・2個
ゆずの皮(すりおろし)・・・1個分
作り方
1.薄力粉とベーキングパウダーを
合わせてふるう。
2.耐熱ボウルにバター、ハチミツ、
牛乳を入れ、バターが溶けるまで
電子レンジで温める。
3.ボウルに卵白を入れ、塩少々
(分量外)と砂糖を少しずつ加え、
卵黄も加えてハンドミキサーで
混ぜる。
4.3.に2.を少しずつ加えて混ぜ
1.も加えたら、ゴムベラで
底から全体的に混ぜ、すりおろした
ゆずの皮を入れて混ぜ合わせる。
さわりすぎないのがポイント。
5.型にオーブンシートを敷き4.の
生地を入れ、平らにならしたら、
2~3回型を落とす。160度予熱の
オーブンで45分ほど焼く。
果肉部分は、キュッと絞って、ハチミツ
と混ぜ、お湯でのばしてホットドリンク
にするのが、オススメです
「ゆず」はビタミンCを多く含みます。
美肌効果や、風邪予防にも効果が期待
されます
ぜひ、「ゆず」をいろんな料理に
取り入れて、これからの季節を元気に
過ごしたいですね
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました
富山県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニア食育マイスター
明野 依里佳でした
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