こんにちは。
京都府のまつのベジフルサポーター
シニア野菜ソムリエ 管理栄養士の
中本絵里です

皆さんは「京野菜 」について
どのようなイメージをお持ちですか?

水菜・賀茂なす・九条ねぎ
など、多くの方が伝統野菜を
イメージされるかもしれません。

でも、京都で作られている野菜は
京野菜とも言えます。

守り伝えられてきた伝統野菜も、
元は、様々な地域から京都の地に根付き
変化していったものです。

京都では、それぞれの産地において
未来の伝統野菜になるであろう
新野菜の開発がすすめられています。 
攻めの姿勢を忘れない
京都の野菜事情をお
伝えします。
 まつのさや葉月3

先日、京都市西京区大原野にある
「新京野菜開発種子センター」
を訪ねました。
まつのさや葉月4
こちらのセンターは
新京野菜の種や苗を開発し、
農家へ配布されています。

主な品種として
京てまり(きょうてまり)
京あかね(きょうあかね)

京唐菜(きょうとうな)
京ラフラン(きょうらふらん)
京の花街みょうが
(きょうのはなまちみょうが)
 京北子宝いも(けいほくこだからいも)

さらに開発されています。


京唐菜は2014年にブログで
ご紹介いたしました。
2014年09月13日投稿 【京唐菜?】
http://blog.matuno.co.jp/archives/1008845735.html

こちらの野菜は新京野菜の
「さや葉月」
まつのさや葉月5
ささげのようでありながら
ささげとは異なるお野菜。
断面を比べると一目瞭然。
まつのさや葉月
(右:さや葉月)
さや葉月は肉厚で太く歯ごたえもよい。
ささげほどの長さはなく
どちらかというと
長いいんげんのようです。
筋もなく使い勝手もよい野菜です。
煮ると味の含みもよく
とても美味しいですよ。
夏の暑さにつよく
頼もしいですね。
作りやすく美味しくないものでは
次の世代へ繫げませんから
作りやすさ、扱いやすさ、味が重要。

もうそろそろおしまいの
さや葉月ですが
これから収穫を迎えるのが
生育中の京北子宝いも
こちらは、京都市右京区の
京北地域限定で作られている里芋。
手がかゆくなりにくく改良されたそう。
旬は10月中旬から11月下旬。
まつの子宝芋
京北子宝いもは
ウッディー京北にて販売予定です。

ウッディー京北
アクセスhttp://fuw.jp/map/

歴史ある伝統野菜を未来へ伝えるには
京都の農業そのものを守り、
次世代へ伝えることが必要ですね。

伝統野菜も元々は新しい野菜。
初めはなんでも新しい。
これからの新京野菜も目が離せません。