みなさん、こんにちは。
福井のべジフルサポーター
野菜ソムリエ
だしソムリエ認定講師
水嶋 昭代です。
暑い日が続いていたはずなのに、
朝晩涼しくなり、
すっかり秋の気配がしてきました。
今が出荷の最盛期、
福井梨の選果場見学と
あわら市は日本海に近いこともあり、
福井の中では比較的温暖です。
メロンやすいか
、梨
などの
フルーツの栽培も盛んです。
まずは、JA花咲ふくいの梨の選果場へ
8月中旬からの幸水梨に始まって、
多いときは、
今の時期は、豊水梨が出荷されています
農家さんから持ち込まれた梨が
ぎっしり詰められたコンテナは、
かなりの重さですが、
アシスト付きのアームのおかげで、
ベルトコンベアに乗せられた梨は、
まず、等級、はね品に振り分けられます
見分けます。
その後、大きさ、等級ごとに
共同選果、出荷をすることによって、
農家さんの労力を軽減し、
出荷量を増やしていくことが目的です。
福井梨の出荷は全国的にみると
決して大きなものではありませんが、
主に、県内や関西方面に出荷されます。
さて、今回見学させていただいたのは、
お父様が60年前植えられた梨を
引き継いで、育てられています。
樹齢60年近い木々は、背が低く
屈みながらしか動くことができません。
慣れない私には
とても大変でした(腰を伸ばせない)
「幸水」「豊水」「二十世紀」
「あきづき」「新高」「愛宕」
現在は、主に豊水が収穫されています。
栽培の大きな障害は虫や鳥たち。
蛾が刺した梨は、黒い斑点ができ、
見た目も悪く、
そこから傷んでいきます。
日焼け防止というよりは、
虫よけが主な目的です。
たくさんの梨に袋をかけるのは大変。
現在は、二十世紀や愛宕以外は
袋掛けせず、
黄色のサーチライトの光によって、
虫よけしています。
また、ムクドリやカラス対策には、
爆音で、寄り付かないようにします。
大きな音にも段々と
驚かなくなっているようですが。
他にも、収穫の時期の台風対策など、
農家さんのご苦労は絶えません。
甘味の中にも少し酸味のある「豊水」
大変、ジューシーで、皮を剥くそばから
水分が滴り落ちていきます。
まだまだ暑さの残るこの時期、
甘いけれど、口の中がさっぱりとし、
喉を潤してくれます。
植物性乳酸菌が豊富な水キムチ
お腹の調子を整え、夏バテ解消に!
さわやかな酸味を感じる水キムチは、
汁ごとさっぱりとどうぞ。
(漬け汁)
米のとぎ汁 400cc
塩 小さじ2
砂糖 小さじ1
しょうが 一片
にんにく(好みで) 2~3枚
鷹の爪(好みで) 1~2本
(野菜・果物)
大根、きゅうり、セロリ、梨、
ゴーヤ、ミニトマト、リンゴなど
【作り方】
① 漬け汁を煮立てる。
② 切った野菜に軽く塩をし
水気を切る。梨も薄く切る
③ ②に①を熱いうちにかけて、
煮沸した容器に入れる。
④ 半日は常温、冷蔵庫で保存して
1日経ったくらいから食べられる。
生で食べて十分美味しい梨ですが、
たくさんあったら、
こんなケーキにしてみては?
《材料》
(梨のコンポート)
梨1個
★砂糖 大さじ2
★レモン汁 小さじ1
★白ワイン 大さじ1
★水 大さじ2
(生地)
バター 100g
卵 2個
砂糖 90g
☆小麦粉 50g
☆アーモンドプードル 50g
☆ベーキングパウダー 小さじ1
① 梨を薄いくし型に切って、
★でコンポートにする。
② 18センチの型に紙を敷き、
①の梨を並べる。
③ 柔らかくしたバターに砂糖を入れて、
白っぽくなるまで混ぜる。
④ 卵を入れて混ぜ☆をふるっていれ、
さっくりと混ぜ、②に流しいれ、
180度のオーブンで40分ほど焼く
【梨とカニカマと野菜の生春巻き】
梨とクリームチーズ、コリンキーを
生ハムで巻きました。
梨の甘さと生ハムのしょっぱさが絶妙。
日本では早く、弥生時代から
栽培されていると言われています。
夏から秋にかけて採れる梨は、
その約90%近くは水分です。
梨には、
こんな栄養素が含まれています。
・【アスパラギン酸】疲労回復
・【カリウム】ナトリウムの排出
・【食物繊維】便秘予防
・【プロテアーゼ】消化を助ける
・【ソルビトール】
喉の痛みを和らげる
夏の疲れを取って、元気にしてくれる
効果が期待でき、
今の時期たくさん食べたい果物です。
福井県のまつのべジフルサポーター
野菜ソムリエ
だしソムリエ認定講師
水嶋 昭代でした。
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