こんにちは。
熊本県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの佐藤真美です。
熊本地震から約半年になり、
地震の回数は4000回(気象庁調べ)を
超え、余震は減少しているものの
突然襲ってくる余震に、今もなお
ストレスを感じている方も多く
いらっしゃいます。
さらに、10月8日には、
阿蘇中岳が36年ぶりの大噴火。
この噴火により、
阿蘇市などの地域では、
噴石が飛び、火山灰が降灰し、
農作物への被害が懸念されます。
しかし、こんなときだからこそ
前を向いてがんばろうという
地震の被害が大きかった南阿蘇村、
降灰の被害が深刻な阿蘇市の
生産者の方をお二人を訪ねました。
熊本県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの佐藤真美です。
熊本地震から約半年になり、
地震の回数は4000回(気象庁調べ)を
超え、余震は減少しているものの
突然襲ってくる余震に、今もなお
ストレスを感じている方も多く
いらっしゃいます。
さらに、10月8日には、
阿蘇中岳が36年ぶりの大噴火。
この噴火により、
阿蘇市などの地域では、
噴石が飛び、火山灰が降灰し、
農作物への被害が懸念されます。
しかし、こんなときだからこそ
前を向いてがんばろうという
地震の被害が大きかった南阿蘇村、
降灰の被害が深刻な阿蘇市の
生産者の方をお二人を訪ねました。
熊本県南阿蘇村
熊本地震により、土砂崩れが起き、
大きな橋が流され 、家屋も倒壊。
雄大な阿蘇の山々の景観も
変わり果てました。
(この道路の先には橋がかかって
いたのですが、すべて流されました)
そんな南阿蘇村で
立ち上がったのが
藤原農園の藤原美里さん。
藤原農園ではアスパラガスを
生産しており、他に米も作られています
地震後、3〜4日はアスパラの
出荷が出来ず、植えていたアスパラも
もう枯れているだろうと
諦めていました。
しかし、圃場へ行ってみると
なんとアスパラの芽が出て来ている!
とても感動されたそうです。
地震に負けられない!
強い余震の中、アスパラの収穫を
行い、出荷に取りかかります。
さらに、
「この南阿蘇村で何かやらねば!」
そういう思いが芽生えた頃、
美里さんのだんな様が
美里さんのために
畑を作ってくれたそうです。
「…意外と広いな、どう使おう」
そうだ!
一人でこの広い畑を使うよりかは
近所の方々と一緒に使おう!
近所には村外から移住して来た
30代の子育て中の主婦がたくさん
いらっしゃるとのこと。
「一緒に野菜を作りませんか?」
一人一人呼びかけをしたところ
5名の方が賛同され、一つの団体が
生まれます。
その名も「お結びFarm」
「お結びFarm」は、やりたい夢を
実現するためのサポートとなる畑として
利用されるようになりました。
「お結びFarm」のテーマは
〜衣・食・住〜
衣…将来はこの畑で作られた
コットンで洋服を作るという夢
食…自給自足や野菜の栽培について
勉強したい、また6次化にむけて
実現したいという夢
住…この南阿蘇村でこれからどう住んで
どう生活していくのか、それをみんなに
見てもらい、ここに住む幸せを伝えて
いきたいという夢
このような夢を叶えるための
基盤作りとして作られた畑には
ナスやニンジン、オクラなど
様々や野菜が植えられています。
そして毎週木曜日、
熊本市街地のアーケード街にて
南阿蘇村の野菜として販売!
新鮮な野菜に惹かれ
男女問わずいろいろな方が
買って行かれます。
「常連さんもいらっしゃいます!」
私には、野菜のおいしそうな
姿だけでなく、美里さんの笑顔が
人を引き寄せているように見えました。
美里さんからのメッセージです。
「復興が進んで自分たちで立ち上がろう
とがんばる人もいれば、
まだまだボランティアが必要で
生活もままならない人たちも
たくさんいます。
しかし、南阿蘇村は元気です。
復興した部分も、まだ地震直後から
変わらない景観も何もかも
見に来て知って下さい!」
「藤原農園」「お結びFarm」
Facebookで検索してみてください
続いて、熊本県阿蘇市
普段は穏やかな阿蘇山が
36年ぶりの大噴火!
住民の方も、こんなに降灰したのは
初めての経験だそう。
現場は鼻を突くほどの硫黄の匂い。
灰と噴石が町中を埋め尽くし、
車が走ると灰が舞い、
目が開けられないほどの量です。
(アスファルトが見えません)
このような火山灰と噴石が
降り注ぐのです。
今回、訪問させて頂いたのは
「果実の国アップルズ」さん。
まず目に飛び込んで来たのは、
灰にまみれた大量のリンゴ!
「まだまだたくさんあるとよ!」
これから収穫しなければならない
リンゴがたくさんあるとのこと。
圃場へ行くと、すべての木と葉と実に
灰が降りそそいでいました。
全部のリンゴを収穫し、
すぐに洗わないといけません。
また、リンゴの葉を見てみると、
枯れたようになっています…なぜ?
白い部分は火山灰なのですが、
火山灰は酸性の性質により、
土壌が急に酸性になってしまったため
植物が枯れてしまうのです。
このリンゴの木に限らず、
降灰した場所の草木は枯れていました。
今後は、土壌から改良しなければ
ならないとのこと。
自然災害とはいえ、
一晩でこのような姿になってしまうのは
本当にショックです。
また、リンゴを洗うと
灰や噴石の熱で黒くなっており
リンゴが被害の重大さを
訴えているようでした。
このような状況を見て、
たくさんのボランティアが
いらっしゃるとのことで、
私がお伺いした日も、鹿児島から旅行に
来られたご家族が、予定を変更して
収穫のボランティアに来られていました
また、リンゴ自体は洗えば問題なく
食べられます。
皮をむくと…
黄金色に輝く美しいリンゴ
この品種はあきばえというもので
実がしっかりしており、
とてもジューシーな味わいでした。
今後はぐんま名月やふじの
収穫をされるとのことです。
他にも、土壌改善、ハウスの灰の除去
発送業務や果物の洗浄作業など…
やることはたくさんあるにも関わらず
手が足りないとのことで
ボランティアを募集されています。
「果実の国カップルズ」
こちらもFacebookで検索
今年、熊本は災難続きですが
熊本はがんばっています!
全国で復興イベントを開催して
頂いているようで、
本当にありがたいです。
また、熊本に遊びに来て頂けるだけでも
復興支援となりますので、
ぜひ熊本へお越しください!
熊本県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの佐藤真美でした。
熊本地震により、土砂崩れが起き、
大きな橋が流され 、家屋も倒壊。
雄大な阿蘇の山々の景観も
変わり果てました。
(この道路の先には橋がかかって
いたのですが、すべて流されました)
そんな南阿蘇村で
立ち上がったのが
藤原農園の藤原美里さん。
藤原農園ではアスパラガスを
生産しており、他に米も作られています
地震後、3〜4日はアスパラの
出荷が出来ず、植えていたアスパラも
もう枯れているだろうと
諦めていました。
しかし、圃場へ行ってみると
なんとアスパラの芽が出て来ている!
とても感動されたそうです。
地震に負けられない!
強い余震の中、アスパラの収穫を
行い、出荷に取りかかります。
さらに、
「この南阿蘇村で何かやらねば!」
そういう思いが芽生えた頃、
美里さんのだんな様が
美里さんのために
畑を作ってくれたそうです。
「…意外と広いな、どう使おう」
そうだ!
一人でこの広い畑を使うよりかは
近所の方々と一緒に使おう!
近所には村外から移住して来た
30代の子育て中の主婦がたくさん
いらっしゃるとのこと。
「一緒に野菜を作りませんか?」
一人一人呼びかけをしたところ
5名の方が賛同され、一つの団体が
生まれます。
その名も「お結びFarm」
「お結びFarm」は、やりたい夢を
実現するためのサポートとなる畑として
利用されるようになりました。
「お結びFarm」のテーマは
〜衣・食・住〜
衣…将来はこの畑で作られた
コットンで洋服を作るという夢
食…自給自足や野菜の栽培について
勉強したい、また6次化にむけて
実現したいという夢
住…この南阿蘇村でこれからどう住んで
どう生活していくのか、それをみんなに
見てもらい、ここに住む幸せを伝えて
いきたいという夢
このような夢を叶えるための
基盤作りとして作られた畑には
ナスやニンジン、オクラなど
様々や野菜が植えられています。
そして毎週木曜日、
熊本市街地のアーケード街にて
南阿蘇村の野菜として販売!
新鮮な野菜に惹かれ
男女問わずいろいろな方が
買って行かれます。
「常連さんもいらっしゃいます!」
私には、野菜のおいしそうな
姿だけでなく、美里さんの笑顔が
人を引き寄せているように見えました。
美里さんからのメッセージです。
「復興が進んで自分たちで立ち上がろう
とがんばる人もいれば、
まだまだボランティアが必要で
生活もままならない人たちも
たくさんいます。
しかし、南阿蘇村は元気です。
復興した部分も、まだ地震直後から
変わらない景観も何もかも
見に来て知って下さい!」
「藤原農園」「お結びFarm」
Facebookで検索してみてください
続いて、熊本県阿蘇市
普段は穏やかな阿蘇山が
36年ぶりの大噴火!
住民の方も、こんなに降灰したのは
初めての経験だそう。
現場は鼻を突くほどの硫黄の匂い。
灰と噴石が町中を埋め尽くし、
車が走ると灰が舞い、
目が開けられないほどの量です。
(アスファルトが見えません)
このような火山灰と噴石が
降り注ぐのです。
今回、訪問させて頂いたのは
「果実の国アップルズ」さん。
まず目に飛び込んで来たのは、
灰にまみれた大量のリンゴ!
「まだまだたくさんあるとよ!」
これから収穫しなければならない
リンゴがたくさんあるとのこと。
圃場へ行くと、すべての木と葉と実に
灰が降りそそいでいました。
全部のリンゴを収穫し、
すぐに洗わないといけません。
また、リンゴの葉を見てみると、
枯れたようになっています…なぜ?
白い部分は火山灰なのですが、
火山灰は酸性の性質により、
土壌が急に酸性になってしまったため
植物が枯れてしまうのです。
このリンゴの木に限らず、
降灰した場所の草木は枯れていました。
今後は、土壌から改良しなければ
ならないとのこと。
自然災害とはいえ、
一晩でこのような姿になってしまうのは
本当にショックです。
また、リンゴを洗うと
灰や噴石の熱で黒くなっており
リンゴが被害の重大さを
訴えているようでした。
このような状況を見て、
たくさんのボランティアが
いらっしゃるとのことで、
私がお伺いした日も、鹿児島から旅行に
来られたご家族が、予定を変更して
収穫のボランティアに来られていました
また、リンゴ自体は洗えば問題なく
食べられます。
皮をむくと…
黄金色に輝く美しいリンゴ
この品種はあきばえというもので
実がしっかりしており、
とてもジューシーな味わいでした。
今後はぐんま名月やふじの
収穫をされるとのことです。
他にも、土壌改善、ハウスの灰の除去
発送業務や果物の洗浄作業など…
やることはたくさんあるにも関わらず
手が足りないとのことで
ボランティアを募集されています。
「果実の国カップルズ」
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今年、熊本は災難続きですが
熊本はがんばっています!
全国で復興イベントを開催して
頂いているようで、
本当にありがたいです。
また、熊本に遊びに来て頂けるだけでも
復興支援となりますので、
ぜひ熊本へお越しください!
熊本県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの佐藤真美でした。
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