はじめまして!
今月から
福井県のまつのべジフルサポーター
になりました、野菜ソムリエ
だしソムリエ認定講師の
水嶋 昭代です。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、福井には山の幸、海の幸と
おいしい産物が
いろいろありますが、
私が一番にご紹介したいのは
【越のルビー】は、
福井県産の
越のルビー、華小町、華クイーン
の3種類の【ミディトマト】の
総称、ブランド名です。
3~4度糖度が高く、
平均して糖度が7~8度あります。
リコピンやビタミンCも
越のルビーのブランドを守るため、
糖度や大きさ、色など、
一定の品質管理をされて、
出荷されています。
【越のルビー】は、
昭和62年、
福井県立短期大学(現福井県立大学)
において、
大玉トマトと甘いミニトマトを
掛け合わせて育成され、
平成4年に
品種登録されました。
トマトを
デザート感覚で手軽に食べられる
「果物」として
食べていただきたいと、
「新しい甘いトマト」を目指して
生み出されたのが、
「ミディトマト、越のルビー」です。
【越のルビー】の名は、
福井県出身の芥川賞作家、
津村節子さんが
命名されました。
その後、【越のルビー】の改良品種
「華小町」と「華クイーン」が
県内企業によって
育成されました。
福井県あわら市で
【越のルビー】を育てられている
野菜ソムリエ
冨田 美和さんに
お話をお聞きしました。
ご主人の実家のある福井に
2年前、大阪からIターン移住し、
ふくい園芸カレッジ新規就農コースで
学びながら、
2棟のハウスを
おひとりで栽培されています。
食味も良く、
甘いだけではない
うまみがあるミディトマトですが、
実は、育成には少し手間がかかります。
「華小町」に比べて、
花付きから色づきまで5日~1週間多く
時間がかかるそうです。
華小町と華クイーンは
【種子栽培】ですが、
越のルビーは、
タバコモザイクウイルスの
抵抗がないため、
ウイルスフリーの
【栄養繁殖】で栽培されます。
枝を挿し木して育てる方法です。
甘いだけではなく、
酸味とのバランスもよく、
大玉トマトの良さを併せ持った
「ミディトマト」
と冨田さんは、惚れこんでいます。
「華小町」や「華クイーン」を
作られる生産者さんが多い中、
冨田さんは【越のルビー】に拘って、
育てられています。
ご主人はお勤めをされているそうで、
耕運機を動かしたり、支柱を立てたり、
男の人でも大変な作業も一人でされます
冨田さんは、
「バック栽培」という方法で
栽培されています。
連作障害などの土壌問題に関係なく、
水分、栄養コントロールできる。
低コストで、隔離栽培できる栽培法です
この秋は、一棟はバック栽培、
もう一棟は土耕栽培されるそうです。
6月初旬~7月下旬と
9月下旬~11月下旬が収穫時期。
今回見せていただいたハウスも
まだまだ実はついていますが、
今週中には撤収し、
秋の苗を植えるそうです。
「ふくい農業カレッジ」
2年目の冨田さん、
来年は、研修棟を出て、
ご自分のハウスを持つことになります。
「後続品種も素晴らしいですが、
越のルビーは良い品種だと思います。
誠心誠意、良いものを作ることが
今の私の仕事だと思っています。
その上で、
ルビーのファンが増えてきたら
嬉しいです」
と言われる冨田さん。
福井が誇る【越のルビー】を
こんな思いで育ててくださることが
私も嬉しいです。
冨田美和さん
ゆめをそだてる農家になろう
~ゆめいく日記」
http://ameblo.jp//urbanmom
ゆめいく(株)
http://yumeikufarm.wix.com/yumeiku
まだ納得のいく味ではないという
冨田さんの「越のルビー」、
酸味がありますが、
後からじわじわと
うま味と甘味を感じます。
十分美味しいです!
樹上で輝く【越のルビー】を
「いいトマトなんですよ~」と
しきりに言われていた冨田さんの
【越のルビー】、
皆さんにぜひ食べて欲しいです。
【越のルビーと塩豆腐のカプレーゼ】
越のルビーは、まず生で
食べて欲しいです。
塩をして、水分が抜き、
うまみを増した豆腐と
アボカドと越のルビーを並べ、
冨田さんに教えてもらった
【越のルビーのハヤシライス】
① 越のルビーのへたを取って冷凍。
水にさらし、皮を剥く。
②牛肉のこま切れは塩コショウし、
小麦粉をまぶして、バターで焼く。
③玉ねぎ、しめじ、コーン、ブイヨンと
鍋に入れて煮る
④ ②を入れ、
ウスターソース、ケチャップ、
塩コショウで味を調える。
今回は、オムライスの上に
かけてみました。
1日目より2日目が特に絶品です。
越のルビーを丸ごとたっぷり使った
ハヤシライス、
美味しくないはずないですね。
最後にデザート
【越のルビーのコンポート】
凍らせた越のルビーの皮を剥き、
はちみつと砂糖をかけるだけ。
レモンも一緒に漬け込みます。
夏にぴったりの超簡単なデザートです。
福井県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
だしソムリエ認定講師の
水嶋 昭代でした。
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