こんにちは
山形県まつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
アスリートフードマイスター3級
鐙谷貴子(あぶみや)です

今回は
山形県酒田市の在来作物
「鵜渡川原(うどがわら)きゅうり」
をご紹介します。
かつて
鵜渡川原とよばれた地域で
守られているきゅうりです。

このきゅうりの特徴は
長さは10cm以下のものを
収穫するということです。
表面には
美しい
薄緑色の縞目模様です。
NCM_3651
このきゅうりを守る会
「ミセスみずほの会」の7人
その中の
阿部裕子さんの畑を訪ねました。

葉っぱをかきわけ収穫します。
NCM_3561
このきゅうりの特徴は
半白、表面にはトゲトゲがあり、
そのトゲ(イボ)は褐色。
最大でも18cmくらいにしかならず
一般には10cm以下を収穫します。

きゅうりの収穫は
6月下旬から7月下旬まで。
梅雨時期の耐病性があることが
今まで種を繋いできた
とみられています。

開花後5~6日で収穫します。
また、すぐに劣化することから
収穫後すぐが勝負です!
夕方収穫して朝に出荷
それ以上大きくなったものは
種だらけになって
食味も悪く出荷には至りません。
それゆえ
収穫が1日違っただけで
出荷できないことも多くあるそうです
NCM_3554
これは開花後4日目
もう2、3日ほどで収穫になります。
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一般にスーパーで並んでいるきゅうりと
長さを比べて見ましょう!
長さは半分以下
色は薄めで
形はコロンとしています!
NCM_3597
このきゅうりは
「めっちぇこきゅうり」
という商標登録を取り販売しています。
「めっちぇこ」は
庄内弁で「小さい、かわいらしい」
という意味です。

名前や姿はかわいらしいきゅうりですが
実はとっても個性的な
味のきゅうりなのです。

食感は固くカリっと!歯ごたえですが
その少し後から
強い苦みが襲ってきます!
これぞ在来作物の繋いできた力?!と
思い知らされます。

その苦みは
料理や漬物に加工してもなくなりません。
でもそれが美味しいのです。

鵜渡川原きゅうりの香味ナムル
ニガうまい!!

NCM_3606
<材料>2人分
めっちぇこきゅうり・・・5本
みょうが・・・2本
大葉・・・・・5枚
ごま油・・・・大1/2
塩・・・・・少々
白ゴマ・・・適量
糸唐辛子・・・適宜
<作り方>
①きゅうりは麺棒で軽く叩いて縦に割る
②みょうがは縦に千切り。
 大葉は手でちぎる。
③ボウルに①を入れてごま油、塩、
 ②を加え和える。
④器に盛りつけいそ糸唐辛子をのせる。


鵜渡川原きゅうりの辛子漬け
ポリポリ!丸ごと食べるのが美味しい!
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<作り方>2人分
めっちぇこきゅうり・・・・6本
塩・・・小1弱
砂糖・・・小1/2
辛子・・・小1
水・・・少々
<作り方>
①きゅうりは洗ってヘタを包丁で切る。
②保存袋に①を入れて塩、砂糖、
 辛子をもみ込んで冷蔵庫で2日間。

鵜渡川原きゅうりと夏ピクルス
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<材料>(1瓶分)
めっちぇこきゅうり・・・1本
唐辛子・・・1本
ズッキーニ、ミニトマト、パプリカ、
にんじんなど・・適量
ピクルス酢(酢、砂糖、塩、水)
・・・・300~350cc
<作り方>
①容器の長さに合わせて野菜を切る
②容器に入れてピクルス酢を
 ひたひたに入れる。
 次の日から食べられる。

鵜渡川原きゅうり水 
ほろ苦くて元気になりそう!!
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<材料>
めっちぇこきゅうり・・・3本
<作り方>
①きゅうりは縦に切り水に入れて
 冷蔵庫に入れて2時間置く。

このきゅうりは
おばあちゃんの思いでの味。
昔、井戸に冷やしてたり
漬物にして出してくれた
でも子どもの頃は
苦いこのきゅうりを
余り好きではなかった。

そんな
遠い夏を思い出す
食べ物の一つです。

そして
この鵜渡川原きゅうりは
地元の方々の
強い愛着のなくしては
在来作物は繋がらないのです。
次の世代に継承していく
これを懐かしいと思う
その次の時代を想像して
微力ながら
それを伝えて行きたい
と思っています。

山形県まつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
アスリートフードマイスター3級
鐙谷貴子(あぶみや)でした