毎月定例の早朝「まつの塾」。
第7回目となる5月の講座は
日本野菜ソムリエ協会の人気講師でもある
中村敏樹顧問による「野菜塾」です。

テーマは旬を迎えた「豆類」。
まつの塾
今回も試食を取り揃え
まつの塾
美味しい講座のスタートです!

勉強品目は
空豆、グリンピース、インゲン
スナップエンドウ、絹さや
紫絹さや、黄色絹さや、オランダざや。

品目ごとに原産地や伝来、
品種の細かな分類などを学びます。
まつの塾
「豆は人類との関りが最も古い植物の一つ。
世界に約1300品種があり、
その内約70品種が食べられる豆です」

「乾燥豆として保存できたことで
古代から普及したんですね。
ただし、乾燥豆は穀物に分類されます。
野菜として扱う豆は未熟な若莢のこと。
若莢は国によって収穫時期や食べ方が
違うものがあります。

例えば空豆。
日本では『お歯黒』といって
黒い線が入るくらいにまで
熟した頃が収獲どきですね」
まつの塾
 「でも熟しすぎると
食感が粉っぽくなるんです。
イタリアの空豆『ファーベ』は
もっと若いうちに収穫するため
舌触りがなめらか。
加熱せず生食で、ペコリーノチーズと
白ワインで楽しむのがイタリア流です」

「今日の空豆もお歯黒と若い豆が
ありますから食べ比べてみてください」
まつの塾
「なるほど違う!」と会場から
思わず声があがります。

収穫のタイミングのわずかな違いで
味わいが変わること、
国による食文化の違い・・・
目と耳と舌で体感する実学のまつの塾、
中村顧問の講座ならではの学びです。

毎回フル参加、まつの塾皆勤賞の
松野社長も真剣に試食。
まつの塾
空豆の味わいに
かつての記憶が蘇りました!
「スーパーでバイヤーをしていた頃は
空豆が山のように、売れに売れてね」
まつの塾
「皆で手が痛くなりながらサヤを外して
むきそら豆にして。懐かしいなあ」
社長のこんな話が聞けるのも
まつの塾の楽しみの一つです。

夜を徹しての出荷を終えた夜勤チーム
塾のために早朝出社した日勤チーム
月に一度のこの機会を逃したくないと
休日返上で自主参加した社員、
今回も会場が参加者で埋まり
濃密な学びの時間を過ごしました。
まつの塾
一人の百歩より百人の一歩。
一人一人が成長を重ね
お客様に価値ある仕事を提供できるよう
学びを実践につなげてまいります。