こんにちは
京都府のまつのべジフルサポーター
シニア野菜ソムリエ・管理栄養士の
中本絵里です。 

さて、今回のテーマは、
青菜とカルシウム。
ご存知のように、
青菜類はカルシウムを多く含みます。
カルシウムの補給にも役立つ
青菜の小鉢を毎日の
食卓に加えてみませんか?
カル野菜

平成26年度
国民健康・栄養調査では
カルシウムの平均摂取量は、
500mgを下回り497mg。
なかなか減少に歯止めがかからない
栄養素のひとつです。
カルシウム
                              *平成26年度国民健康・栄養調査
この数字は
日本人の食事摂取基準量の
ほとんどの世代において必要量を
満たしていない状況です。
成人女性の推奨量(650mg)とは
150mgもの差が。
 
カルシウム基準
             *日本人の食事摂取基準2015年度版より作成

カルシウム150mg分ならば
牛乳をコップ2/3杯分飲めば
摂取することができます。
吸収率や、手軽さを考えると
牛乳は優秀なカルシム源ですね。

しかし、毎日のおかずで
増やすことも可能です。
青菜類100gあたりでは
牛乳より多くカルシウムを
含む場合もあり、侮れません。
低カロリーで
動物性の脂質が少なく
さらに、骨の健康に必要な
ビタミンKを多く含み同時に
摂取できるというメリットがあります。

カルシウム野菜VK
                 *日本食品成分表 2015年度版より作成
                      【記載の単位はカルシウム量 mg ビタミンK μg】  

ただ、残念ながら、
カルシウム同様、野菜類の摂取量も
292.3gと不足の状態。
350g以上摂取できている人は
3割しかいないという現状です。
足りない方は、意識をして、
小鉢1つ分の野菜を
取り入れたいですね。

健康のためには
毎日続けてとることが大切
だからこそ、いつもの食材で
飽きのこない野菜メニューを
加えましょう。
新しいメニューでなくても大丈夫。
昔ながらの定番の
家庭料理で十分です。

例えば
【水菜とお揚げのたいたん】は
油あげもカルシウムが多く
しっかりとカルシウムが摂取できる
組み合わせです。

水菜にびたし

皆さんご存知の
小松菜のごま和えも
不足分のカルシウムがとれる
役立つメニューなのです。

gomaae

小松菜のごま和え
【レシピ】3鉢分
小松菜   200g
しょうゆ  大さじ1
みりん  大さじ1
すりごま  大さじ2

1鉢あたり
エネルギー56キロカロリー 
カルシウム 171mg 
食塩相当量0.9g

カルシウムの多い組み合わせは
昔からあったんですね。

食品からカルシウムを摂取する場合は
摂取過剰となる場合はあまりありませんが
日常的にカルシウムやビタミンDの
サプリメントを摂取している場合は
注意が必要です。
*耐容上限量は2500mg

是非、毎日の食卓に
簡単な青菜の小鉢を
プラスしてみませんか?