こんにちは。
京都府のまつのベジフルサポーター
シニア野菜ソムリエ
管理栄養士の中本絵里です。

今年はあっという間に満開の桜が散り
なんだか寂しい気がしますが
京都のたけのこは5月まで
春を楽しませてくれますよ。
是非、味わってくださいね。

アクが少なく柔らかい
京都のたけのこ。
 
昨年、訪ねたのは
孟宗竹発祥の地の長岡京。
昨年の記事はこちら↓
http://blog.matuno.co.jp/archives/1024231932.html#more 

今年は、大枝塚原地区の
絶品たけのこをご紹介します

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お邪魔したのは、
たけのこ旬一の田原一樹さんの畑。
田原さんは、おじいさんの
たけのこ栽培を手伝われ
独立して8年目だそう。

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若い30代の生産者さんですが 
農薬や化学肥料を使わず、
試行錯誤を繰り返しながら
現在の豊かな竹林を
作りあげられました。
「畑にミミズやいろんな
生き物ががたくさんいる」
とうれしそうにお話しされます。

すべてが【たけのこ】目線で
【たけのこ】の気持ちで考える
細やかな気遣い。
これぞまさに【たけのこ愛】。

ここ塚原の土は
美味しい白子のたけのこが
育つ粘土質。
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この土をさらに豊かにするために
わらやもみをまくだけでなく
ぬか・おから・落ち葉など
たけのこによいと思うものは、
なんでもチャレンジされて
肥沃な土を作りあげられました。
今では、日照りが続いても
土はうるおい、みずみずしい
たけのこができるようになったそう。

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「落ち葉を入れるので
うちのは少し色がつくんです」
とのこと。
見た目も大事だけど【味で勝負】!!
実は、こちらの根っこも
シャキシャキで甘いんですよ。

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さて、地中のたけのこを掘り起こすのは
こちらの【ほり】を使います。
先のU字の部分で根っこを
切断しながら掘り起こします。

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使い方はこちら↓

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地表に出る前に掘り起こすのは、
なかなか深く大変です

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小さ目の穴に見えても
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実際はほりを入れて確かめると
かなり深いのがわかりますね。
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土が柔らかいといってもそこは竹林。
根っこが縦横無尽に走っているため
プロといえども
時には失敗してしまうことも。

とうわけで、
収穫すぐのたけのこを試食させて
いただけることに。

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感動せずにはいられないほど、
みずみずしくて柔らかい!
まるで果物のような食感!

もともと柔らかい塚原のたけのこ。
収穫直後のものが
美味しくないわけがない。
これぞ絶品です。

実は、あく抜きに
ぬかもとうがらしも必要なし
という人もいるくらい。

実際、皮をむいて水茹でしましたが
アクはほとんど感じませんでした!

ただ、時間の経過とともに
アクが強くなるため
収穫も発送も時間との闘い。

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収穫して、その場で調整作業。
日が当たる8時くらいまでが
収穫時間なのです。

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作業が終わると
薄暗かったたけのこ畑も
日が降り注ぎ
なんだかキラキラ

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急いで、作業場へ戻り
発送作業。

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こうして大枝塚原産のたけのこを
楽しみに待つお客様のもとへ届きます。
ミシュラン三ツ星店や
有名料亭での取引が多い
たけのこ旬一さんですが
個人向けにも販売されています。

お問い合わせは↓
たけのこ旬一 田原一樹さん

http://takenokosyunichi.web.fc2.com/recipe.html

大枝地区では、たくさんの農家さんが
店頭でたけのこを販売されています。
出来立ての水煮の取り扱いのある
お店もあるようなので、
是非、京都にこの時期だけの
絶品たけのこを味わいに来てください