さる3月15日、
中国・北京より外食経営者の方々の
視察ツアーご一行様が来訪されました。
中国からのご視察
弊社が長くお取引を頂いている
(株)ダイヤモンドダイニングが
インバウンド事業の一環として
視察をコーディネートされ、
青果物の流通・物流の視察先として
頂いた貴重な機会です。

※インバウンドのお取組は
↓こちらから↓ぜひご覧ください。

中国の人口は13億5000万人以上。
北京だけでも2000万人超。
その地で外食店を営む現役経営者の方々、
中には100店舗のチェーンを
展開しているという方も。
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経営者だからこその視点での
質問が次々と寄せられ、
その熱気に中国の成長の秘訣を
垣間見させて頂いた思いです。

主に関心をお持ち頂いたのは、
まつのの流通の「仕組み」について。

「商品の規格・品質管理は
どのように運用している?」
中国では泥付きの量り売りが中心で、
L・M・S等のサイズの 
基準などはないとのこと。
中国からのご視察
まつのでは、産地での選果に加えて
自社でも入荷時・出荷時の検品を行い、
品質管理に努めていることを
ご説明しました。

「発注してからお店に届くまでの
リードタイムは?
注文はどう処理される?」
リードタイムは都内の
自社配送エリアであれば最短4時間。 
中国からのご視察
ご発注データは締め切ると同時に
作業者用のリストに出力し、
即座にピッキング。
深夜、閉店後にご注文頂いたものも、
翌朝にはお店の厨房にお届けします。

「スタッフ教育は?」
実は、一番関心をお持ち頂いたのは
人材育成についてでした。
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まつのでは中国籍・ベトナム籍の
スタッフが多く活躍しています。
「研修はある?マニュアルは?」
──答えはどちらもNO。

入社時に配布するのは、
身だしなみや職場の規律をまとめた
A4版2枚の「まつのルール」のみ。
初日から即戦力として活躍頂いています。

「なぜそれができるのか?」
社内では日常のことのため、
ご案内を担当した中国出身の
センター長代理は、ご説明が難しかった
と振り返っていましたが
改めて考えると2つのポイントが
あるように思うと言います。

育てるのではなく、
育つ環境をつくること
まつのでは5Sを徹底しています。
まだ道半ばではありますが、
ゴミ1つないセンターでは
ゴミをポイ捨てする人はいなくなり、
商品の扱いも自然と丁寧になります。
また、
決めた事を徹底してやり抜くことが
職場の規律を守る習慣づくりに
つながるように思います。

国籍・性別・年齢・学歴不問
センター長代理や課長、リーダーとして
中国やベトナム出身のスタッフが
何人も活躍しています。
郷に入っては郷に従い、同郷のスタッフが
マネジメントやリーダー業務を担うこと、
国籍・性別・年齢・学歴不問で
ポジションやチャンスが与えられることが
一人ひとりの成長につながるのでは
ないかと思います。

熱心なご視察は時間ギリギリまで続き、
次への移動にバスに乗り込まれた後も
出発間際まで質疑応答が行われました。
中国からのご視察
この度、貴重な機会をいただきましたこと
とても光栄です。ご感想の中には
「中国にまつのが欲しい」とのお言葉も。
いつか、ご期待に添える
日がくることを目指して
サービスに磨きをかけてまいります。