バレンタインデーに吹いた春一番から、
今週前半は真冬並みの寒さに逆戻り。
そして次の週末はまた全国的に、
暖かい春の嵐の予報…。
気温の変化が激しく、
風邪やインフルエンザが流行しています。
皆様どうぞご自愛ください。
季節の変わり目、
産地の切り替わりや作型の端境期を
迎えたアイテムも出始めました。
今週は最新の産地状況をお伝えします。
リーフ類、レタス類
前進傾向から次の作との谷間に入り、
全体量が減少しています。
サニーレタス・グリーンリーフが
特に少ない状況です。
全国的に減少しているため、
引き合いが強く価格も高騰しています。
キャベツ
貯蔵との切り替え時期は未定ですが、
量はあるため貯蔵への問題はなさそう。
ただ前進傾向が長く続いているため、
例年より早く端境期を向かえ、
切り替えとなりそうな気配です。
新玉葱
先日の降雪時に
価格高騰のピークを向かえました。
現在は静岡産も順調に出始め、
徐々にではありますが、
価格は落ち着いてきています。
しかし、まだまだ例年よりは
高値推移となっています。
新じゃがいも
現在の産地は鹿児島や長崎の
本島となっていますが、
この先は離島物が中心となり、
多少価格が上がる見込みです。
人参
茨城・千葉など、出荷が終了を向かえる
産地が出てきます。現在はまだ
市場相場が安値ではありますが、
今後は徐々に上がってくる見込みです。
また、今期は前進傾向や降雪・暖冬等の
影響で棚持ちが悪く、
長期保存には向かない傾向とのこと。
3 月以降は貯蔵性の悪さからB・C 品等
下物の割合が増えてくる見通しです。
また、中の空洞化や虫の跡のような、
ポツポツした穴があるものがあるとの
ご指摘を頂くことが増えています。
原因は生育期の高温や低温、肥料不足。
今シーズンのような暖冬からの降雪等の
天候不順時は出やすい傾向にあります。
トマト類・ミニトマト類
気温上昇に伴い、徐々にではありますが
各産地で谷間・成り疲れから
回復してきています。
価格も徐々にではありますが、
下がってきています。
菜の花
暖冬・前進の影響、
その後の急激な低温から全体量が減少し、
価格も上がり続け、3 月中旬並みの水準
となっています。今後、外気温の上昇に
伴い更に減少の見通し。
モノはあっても開花・黄変等で
産地が出荷できないケースも出てくる
ことが予想されます。
品質面では入荷 1 日で咲くものも出る
ほど日持ちが悪くなってきています。
ひなまつり需要後には終了させていく事が
無難かと思われます。
そら豆・ピース・インゲンなど
そら豆・グリーンピースは先日の
降雪の影響からほとんど入荷がなく、
入荷したとしてもかなりの高騰のため、
入荷量が落ち着くまでご使用は
控えるのが無難かと思われます。
いんげん・モロッコいんげんは
九州産地の入荷がほとんどなく、
現在は沖縄が主産地。
そのため引き合いがかなり強く、
高値が続いています。
落ち着くのは 3・4 月以降に近県産地の
出荷が始まってからとなる見通しです。
国産いちご
2 月上旬に比べて入荷量が増え、
価格もやっと下がってきました。しかし、
例年と比べてまだ高い価格帯です。
そして落ち着きもつかの間、次の谷間が
3 月上旬頃とひなまつり需要と重なる
見込みのため、心配が残ります。
今後も各産地新しい情報が入り次第
ご報告させていただきます。
コメント