過去最大クラスの冬将軍が撤退を開始、
この後、厳しい寒さは徐々に
和らぎますが、天気は再び下り坂。
週末は広範囲で雨や雪が降る
予報が出ています。
凍害後の気温の緩みと降雨により
品質への影響が懸念されます。
産地状況の続報をご報告致します。
トマト
冬春トマトの弊社主産地において
着花不良の段が発生し、
それによる数量減に加えて
冷え込みから地温が上がらず
トマトに色がつかなくなっている事も
原因となり、出荷量が減少。
価格も高騰しております。
回復は 3 月 10 日頃以降の見込です。
キュウリ
寒波の影響による出荷量減少が
続いていましたが、
2 月以降は春作の前倒出荷が始まるため、
数量が安定し、入荷量が増える見込み。
価格も落ち着いてくると思われます。
いんげん・モロッコいんげん・
国産スナックなどの成物
国産スナックなどの成物
現在の中心産地は沖縄および九州地方。
寒波・曇天の影響による生育不良で
入荷量がかなり減少、
相場が高騰しています。
今後の天候回復から多少は入荷が増える
可能性はあるものの、価格が落ち着くのは
2 月中旬頃と思われます。
輸入パプリカ
現在はニュージーランド産・韓国産が
中心ですが、寒波の影響で韓国産の入荷が
ほとんどストップしてしまっている状況。
ニュージーランド産も色づきが悪く、
赤と黄の比率は 8:2 ほどで
黄色がかなり品薄となっています。
2 月中旬まではこの状況が続き、
後半にかけて徐々に回復する見込みです。
ニュージーランド産は数量が増えるまでは
韓国産の数量減の影響もあり、
韓国産の数量減の影響もあり、
かなりの高値推移の予想。
韓国産の回復が待たれますが、
こちらは大玉傾向(2L・L)のため、
日本の中心等級 M サイズは
引き続き高値推移との見方が大半です。
国産いちご
状況は変わらず、各作柄の端境期で
大谷間の状況。寒さの影響もあり、
九州地方を中心に各産地で半分以下の
出荷量が続いています。通常 25%程ある
L サイズの出荷率が10%前後に、
M・S に至っては5%程に落ち込み、
価格も高騰しています。
2 月上旬には回復に向かう見込ですが、
天候次第では遅れる可能性もあり
引き続き注意が必要です。
レモン
中が黒い(傷み)というご指摘を
複数頂いております。
アメリカから日本への輸送や
現地パッキングハウスでの保管中の
凍害が主な原因と思われます。
定期的にサンプルをカットするなど、
確認を強化して参ります。
コメント