大寒波から一転、
この後の天候は一気に高温になり
次の週末は全国的に4~5月の陽気
雨の予報が出ています。
特に九州は冷え込みの後の高温のため、
品質に注意が必要な状況と
なっております。

以下、本日の最新状況をお伝え致します。
 
交通状況(陸路)
九州・中国・四国などで
高速道路の通行止めが続き大渋滞が発生、
物流が大きく混乱しております。
 
昨日九州を出発した車両が
いまだ九州より出られない状況もあり、
九州に入る車も滞留して物流が
大幅に混乱し、入庫遅れ発生の可能性が
大きくなって参りました。

交通状況(空路)
航空各社が運行を徐々に開始するも
乗客を優先しているため
貨物の滞留品が発生し、
輸送回復まで時間を要す見込みです。
 
静岡県
本日朝の気温は、大寒波当時の
-2℃程度より若干高かったものの
0℃前後となり、無加温ハウスでは
凍っている物もありました。
小松菜・ほうれん草・中国野菜を中心に
2割減程度の出荷となっております。
低温にさらされた圃場では
品質懸念があるようです。明日以降は
やや暖かく曇天になる影響もあり、
生育・品質の様子を見る必要があります。
葉物・露地物・ハウスも状況を見ながら
出荷量確保に務めるとのことです。
 
熊本県・長崎県(レタス類)
高速道路の通行止めが発生し
物流の混乱が拡大しております。
圃場の雪は溶けつつありますが、
積雪量が多かったため今も残っています。
露地物・ハウス物・トンネル物は
様子を見ながら選び採りする状態です。
次の週末は降雨、
気温が一気に16~20℃近くにまで
上昇するとの予報があり、
雪をかぶり凍ったものが一転した状況に
さらされるため、蕩け(とろけ)等
品質に影響出る可能性があります。

福岡県
久留米・大刀洗地区(葉物の主要産地)は
特に降雪がひどく、
昨日まで雪が降り続きました。
本日も今にも降りそうな曇り空です。
日曜日~本日まで、
出荷できない品目がある状態です。
明日の出荷も状況は引き続き変わらず、
大型施設物は被害が少ないものの、
露地物は厳しい状態。
トンネル物も積雪量がトンネル以上にあり
厳しい状態のようです。

その他
果菜・菜っ葉・葉物・豆類・
根菜・果実に至るまで全品、
各産地からの出荷が減っており
価格が上昇傾向になっております。
 
長期回避対応
九州・中四国・近畿・東海・関東と
計画作付を分散しております。
これらにより、
今回は事前に九州の比重を大幅に落とし
影響の少ない産地への出荷増量依頼の
対策を行ったことで、近々の影響を無くし
欠品のないように対応しておりますが
入荷量・品質の低下が大いに懸念されます。