皆さま こんにちは
石川県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ 本田智世です

石川県民は、世帯当たりの蓮根支出額が
全国一という統計もあるほど
加賀れんこんが大好き

粘土質が豊富に養分をたくさん
つかまえてくれるから美味しい
加賀れんこんができるんです
加賀蓮根 (10)
昭和20年以前から栽培され、
今も金沢近郊で栽培されている
伝統野菜を「加賀野菜」と言います。

蓮根会の若きリーダーの一人、
平成26年に
中日新聞農林水産大臣賞を受賞された
米澤哲司さんにお話を伺いました

加賀蓮根は五代藩主 
前田綱紀公が苗を植えたのが始まりで、
当時は食用というより
漢方のお薬として使われていたようです

品種は【支那白花】品種を1つにし
それを強みにしています
太くて節と節の間が短く
澱粉質が多いんです

この支那白花という品種は加熱すると
澱粉が水を吸って膨らむので
食感はもちもち、それでいて
繊維質を生かし縦に切って調理すれば
シャキシャキした食感も楽しめます

加賀れんこんは1番上のかしらの部分は
繊維が少なく軟らかいので、
サラダや酢の物に。

2番目、3番目の中ほどは
煮物や天ぷらきんぴらなど、
4番目のしっぽの部分は
繊維質・澱粉が多いので
すりおろして使う料理に向いています。
加賀蓮根 (12)

すりおろして食べる文化のある
この地域では、蓮根汁は
母乳の出を良くすると言われ、
モチモチになる特徴を生かし
つなぎがほとんどいらない
加賀れんこんを使った団子汁が
よく食べられています。
加賀蓮根

はす蒸しはすりおろし、塩で味付けし
ゆりねなどを入れ鰻のかば焼きの
上に乗せ蒸してあんをかけます。
加賀蓮根 (2)

れんこんの間に明太子を入れ
大葉ではさみ、
揚げるとおつまみにぴったり。
加賀蓮根 (3)

刻んだれんこんの歯ごたえと
もっちりした食感。
両方楽しめるシューマイ。
加賀蓮根 (5)
お好み焼やハンバーグ。
どんなお料理にしても美味しいです。
栄養豊富な加賀れんこん

これからの季節、特にオススメです。
皆さんももっちり、シャキッの加賀れんこん
ぜひ、ご賞味ください

後編では加賀れんこんの美味しさの
秘密、栽培方法や工夫などを
お伝えしたいと思います

石川県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの本田智世でした