こんにちは
福岡のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの永利裕子です。
写真は幻の特大白イチゴ
「天使の実」
5年の品種改良を経て2013年から
佐賀県唐津市で栽培を始めた
新品種です。

現在、生産者は6名のみ。
その中の一人
緒方さんの農園を訪れました。

海のイメージの強い唐津ですが、
圃場は青い空と山に囲まれた場所に
ありましたよ。
白い通路を挟んで左側が「雪うさぎ」
そして右側が「天使の実」
「天使の実」の方が株も葉も、
花までも大きいのが分かるでしょうか

イチゴの白さが美しくて眩しいです。
「陽に当てたほうが甘くなるけど、
赤い色が着くけんね、天気次第で、
寒冷紗を小まめに開けたり閉めたり
調整してる。
離れられんとよ。」と緒方さん。
*寒冷紗=天井に見える遮光ネットのようなもの
白さを保つこと一つにも手間暇が
かかっているんですね。

手前の大きな果実が1番果、
手に持っているのが2番果。
イチゴの数が少なくて
実のサイズがとても大きい!
大きく育てるために、摘果して
ぐっと数を減らしているそうです。
「雪うさぎで平均35gくらい
天使の実で平均50~60g
1粒100g超えるものもあるよ。」
なんと?!
100gというと、キウイフルーツとか
みかんのサイズですよね(笑)

実が大きいと葉も花も大きいんですね。
とてもイチゴの株には見えません。
最近では作業性重視の高設栽培も
増えましたが、緒方さんは味を重視して
土耕栽培にこだわります。
また実がついた後は農薬も
使用しないそうです。
*高設栽培=ポットやプランターを利用して
高い位置で行なう栽培方法。
「天使の実」「雪うさぎ」は
これまでの白いちごよりも
大玉で果肉が硬めであることから、
輸送や保存に優れていて
海外への輸出も可能になりました。
緒方さんのイチゴも遠くは
香港へも出荷されているんです。
大きな白いイチゴには
赤いイチゴとは違ったジャンルでの
夢や楽しみがあります。
これからの展開に期待しています♪

紅白の詰め合わせ。
誰かにプレゼントしたくなります♪
福岡のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの永利裕子でした。
*緒方農園さんから直送も出来ます*
緒方農園

佐賀県唐津市相知町伊岐佐丙918-1
TEL 090-3669-0999
mail:yasutaka-ogata@hotmail.co.jp
【出荷期間】12月末から5月中頃
【旬情報】イチゴの本来の旬は春ですが
寒い1月2月頃が実は美味しい時期。
春の2倍の60日ほどかけて
ゆっくりと育つため、味は濃く甘く
果肉もしっかりしています。
コメント