みなさま、こんにちは♪

埼玉県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ、
スミフル認定バナナソムリエの
藤田光樹です(^^

突然ですが、
黒キャベツのカーボロネロは
ご存知ですか?

またはお好きですか?

私は、ハーブとイタリア野菜の会社で
働いているのですが、
 先日、とあるスーパーへ納品したら、
「あのごわごわした野菜、
やめてくれる?」
というお話をいただきました。

あんなに煮込んでも大丈夫で、
しかもおいしい野菜はないのに、
と、とても残念に感じました。

そこで、今回はカーボロネロの
お話をしたいと思います。

カーボロネロ2
私のカーボロネロとの出会いは、

ずっと昔に、お友達から、

いただいたことがきっかけです。

その時は、もったいないことに、
おいしい食べ方が分からなくて・・・。
 

でも、おもしろい名前と、
ごつごつしたゴジラのような
見た目が忘れられず、
約10年。


ふと、近所のホームセンターで、
「黒キャベツ」という名前で、
売られている苗を発見。


そう、カーボロネロは、
「黒キャベツ」とも言われています。

私が住んでいる地域では
売っているのをあまり見かけないので、 

「タネから育てるのは大変そうだけど、
苗からならやってみようかな」

と、育ててみることにしたのです。

秋に植えつけて、寒くなってきたら、
ネットをしてあげて・・・

気がついたら、もうこんなに。

普通のキャベツのような結球はしません。
カーボロネロ
こんなごつごつしたキャベツ、

柔らかくなるのか心配になるほどですが、
大丈夫。 
1213
一度茹でたカーボロネロで、

豚バラをくるくる巻いて、

トマトで煮込んで、いただきました。

トマトソースのパスタに加えたり。
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どちらも、とってもおいしかったです(^^
とくに、豚肉と巻いたお料理は、
止まらないおいしさで、
フライパンいっぱいに作っても、
あっという間になくなってしまいます。


このカーボロネロ、
それだけを食べてみると、
食感は存在感があり、

味はちょっぴりほろ苦く、大人味。


さすが、イタリア野菜だけあって、
トマトやにんにく、オリーブオイルとの

相性はピッタリです。
あの独特の風味と肉質は、
本当においしいです。


イタリアに長年住んでいらした
知り合いの方が、

「カーボロネロがないと、
料理も味が決まらないのよ」

と言っていたことがありますが、
それも今なら納得。


加熱で、甘みが出るのですが、
それが味わい深さをプラスしてくれます。

カーボロネロは、イタリア産まれ。

トスカーナ地方では、とても人気で、
市場では高値で売られている、
高級食材なのだとか。

濃い緑色の見た目で分かるように、
緑黄色野菜で、
ビタミン・ミネラル類が豊富です。

また、キャベツでも「キャベツの原種」
という分類のほうになり、

青汁などの原料・ケールも
カーボロネロと同じ仲間。

青汁に使われているケールと同じ仲間、
というだけでも、

栄養豊富な野菜ということが、
感じられますね。

実際に、ケールとほぼ同じくらいの
高い抗酸化力のある
栄養素を含んでいます。 

普通のキャベツは淡色野菜なので、

同じキャベツの仲間でも、
カーボロネロのほうが
ビタミンCや抗酸化力は数倍で、
栄養価が高いのです。


キャベツと言えば、
主に生食の文化の日本ですが、 

カーボロネロは
煮込んでみて初めて感じる
感動のおいしさです。 


スーパーで見かけた際には、
ぜひ使ってみてくださいね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

埼玉県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ、
スミフル認定バナナソムリエの
藤田光樹でした(^^