皆様 こんにちは
秋田県のうまいもん
まつのベジフルサポーター

野菜ソムリエ
ジュニアアスリートフードマイスター
最上 美貴子です。

大館市比内町は、
「比内地鶏」と「とんぶり」の産地で
有名な地域です。
先日、とんぶり用のホウキグサの実を
収穫作業中の
本間さんの畑にお邪魔してきました。
いよいよ、今季の新とんぶりが
お目見えです。

「とんぶり」
とは・・・
秋田の伝統野菜の1つ
アカザ科のホウキグサの実を
食用に加工したもの。

江戸時代から
先祖伝来の特殊技法で加工し
食されている歴史のある食材です

別名 「畑のキャビア」
とんぶり
本間さんの畑は、四方が山に囲まれ
自然豊かで素敵な場所…癒されます
青々とした秋田杉の雄姿が見事
とんぶり
ここに広々とした
ホウキグサ畑が広がっています。

「とんぶり」となる
ホウキグサの穂がこれ
とんぶり
この穂を
コンバインを使って刈り取りします。
とんぶり
刈り取る際、
穂が乾燥していないと
コンバインが詰まりやすい為
雨や朝露が渇いたお昼近くからの
作業となります。
とんぶり
刈り取られた穂は
実の部分が選別されて袋に入り、
とんぶり
枝の部分は後ろから出てきます。
とんぶり
コンバインで刈り取る際
かなりの長さを残してカットします。
土がついてしまうと、
後程洗う時に支障があるからです。
その為、
実がついた部分が残ってしまいます。
とんぶり
残った枝は手作業で刈ります。
とんぶり
なかなか手間のかかる作業です

この日は最高のお天気
作業風景も絵になります。
とんぶり
ついついたくさん写真を
撮ってしまいました

今回はコンバインでの収穫でしたが
手作業で刈り取った後の畑はこちら
とんぶり
この枝は、文字通り
ホウキとして使われていました。
ホウキグサは
元々ホウキの為に栽培され
副産物として実を加工し
食用とするようになったのだそうです。

ここで収穫した実は
唐蓑(とうみ)にかけ、
大きなゴミを取り除き
乾燥して倉庫に保管します。

その後の食用となる為の加工は、
大変手間のかかる作業です。
作業手順は、
以前のブログでご紹介しています。

畑のキャビア 「とんぶり」 の
美味しさの秘密

http://blog.matuno.co.jp/archives/1022050694.html

加工され
出荷される「とんぶり」がこちら
とんぶり
ホウキグサが加工されて
「畑のキャビア」に変身しました

長芋を擦ったトロロに添えたり
納豆に混ぜたりするのが
定番の食べ方です。

わたしのイチオシは
「畑のキャビア丼」
生姜醤油で味付けした「とんぶり」
炊き立てご飯にたくさん乗せて…
新米の時期は特においしいです
とんぶり
もう一つのオススメは、
「とんぶりサラダ」
プチプチ食感を堪能します
とんぶり
「とんぶり」は、
フランスにも出荷されています。
現地では、生ハムに巻いたり
ビスケットにトッピングしたり…
ヘルシー食材として
親しまれているのだそう。
世界に誇る秋田の味です

100gあたり約90キロカロリー。
食物繊維やビタミンEが多く、
肥満予防に働くサポニン、
塩分の排出に働くカリウムなどを含み、
低カロリーで、
ダイエットに嬉しい作用も期待できそう
カルシウム、鉄分も含む
なかなかの食材です。

とんぶりが生の状態で加工されるのは
10月から3月まで。
フレッシュな味わいを
ぜひお楽しみください!

秋田県のうまいもん
まつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニアアスリートフードマイスター
最上美貴子でした。