みなさま、こんにちは
北海道のまつのベジフルサポーター、
シニア野菜ソムリエ 
6次産業化アドバイザーの
田所かおりです

北海道でマンゴー栽培
マンゴーは熱帯原産のれっきとした
トロピカルフルーツ
私も初めて聞いたときは驚くと同時に、
おせっかいにも暖房費の心配を…

なぜ、北海道でマンゴー栽培なのか、
その答えを探るべく、
そして、
北海道産マンゴーの味を確かめるべく、
オサツナイ野口園んを訪ねました
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オサツナイ野口園さんは、
北海道札幌市と旭川市のちょうど中間に
位置する浦臼町にあります 浦臼町は
北海道における元祖マンゴー産地
御夫婦で新規就農されて
5シーズン目を迎えた
マンゴー農家さんです。

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大きなガラス張りの

ハウスの扉を開けると
所狭しと実るマンゴーの光景が 
そして、ほんのりマンゴーの香り

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暖房費を抑えるため工夫を重ね、
密植栽培をされているとのこと。
ハウス1棟で3000~5000個の
マンゴーが収穫できるそうです
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オサツナイ野口園さんで
一番こだわっているのは、
糖度がただ高いだけではない
コクのあるマンゴー
目指されているそうです。

目標の味を作るには、
いかに樹上に長い期間
果実を着けておけるかが勝負。
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高温にさらされたり、
ストレスがかかったりすると、
落果してしまうのだそうです。
樹上に果実がある間の
目標温度は30度未満。

温度コントロールがしやすい
北海道の冷涼な気候が、
高品質マンゴーを生み出す秘訣でした

そのほかにも
美味しいマンゴーをつくるための
努力や工夫がさまざまにあります。

栽培方法は、
根が張るスペースを小さくして育てる
ポット栽培やベッド栽培が主流。
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また、北海道のマンゴー生産で唯一、
特別栽培農産物の認定を受けています。

認定基準は、慣行栽培と比較して
化学合成農薬や化学肥料の使用が
半分以下であること。

オサツナイ野口園さんでは、
なんと慣行栽培の1割に抑えています
土着の害虫はいないものの、
それでもコツを掴むまでは
害虫との戦いで
大変苦労されたそうです。

栽培されている品種は
日本のマンゴー栽培の95%近くを占める
アップルマンゴー(アーウィン)
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樹上で完熟させると、
枝からポトリと落果します。
それが食べごろのサイン

完熟するに従い、葉緑素がなくなり、
地色の黄色とアントシアンの赤が残り、
見た目では、紫色から鮮やかな赤へ。

受粉がうまくいかなかったものが
種が入らないミニマンゴー
野口さんが持っているのは、
葉っぱの茂みに隠れて実っていたもの。
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本来は、果実を釣り上げて
日光に当て赤くするそうです。
このミニマンゴーファンも多いのだとか。

前編でのご紹介はここまで
気になる北海道産マンゴーのお味は
後編でレポート致します

オサツナイ野口園
北海道樺戸郡浦臼字オサツナイ315
留守電・FAX 0125-69-2626
e-mail:info@noguchien.com
HP:http://mango.noguchien.com/

温室前直売所(温室No.20)
期間中の土日 10:00~売り切れまで
直接販売
期間中曜日問わず受け付け
その他、取扱店
浦臼町道の駅構内
とどけよう倶楽部「ゆめや」
 

以上、
北海道のまつのベジフルサポーター、

シニア野菜ソムリエ 
6次産業化アドバイザー

田所かおりのレポートでした