兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵です。

先日、神戸市の六甲アイランドにある
シェラトンマルシェに立ち寄った際、
とても気になる野菜がありました。

に・・・肉菜・・・?!


野菜なのに、肉ぅ???
さて、その正体とは???

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肉菜に目を奪われた私は、
パッケージに記載されていた
生産者さんのお名前を見つけ、
すぐに連絡しました。

そして、肉菜との出会いから3日後、
神戸市西区のヤスオ農園さんを
お訪ねしました。


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肉菜は、実は青梗菜(チンゲンサイ)
の一種で、日本ではほとんど
お目にかからない希少品種。

生産者の安尾憲太郎さんのご友人が、
中国へ出張された際に、種を購入し、
それを譲り受けて、
ヤスオ農園さんで栽培したものです。

一般的な青梗菜よりも水分が少なく、
茎や葉がしっかりしています。
加熱すると甘みが増し、
葉の部分はトロトロ食感、
茎の部分はシャキシャキと、
食べごたえも充分です。

肉菜は通年収穫でき、
1株はおよそ300gにもなります。

青梗菜は小売店などでは、
通常2株セットで売られていますが、
だいたいその2株分と、
肉菜1株分が同じぐらいの重さです。


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葉の縁がクルッと丸みを帯びていて、
まるで花が咲いているような、
可愛らしいカタチが印象的で、
畑の様子を見ているだけでも、
飽きないほど、愛着を感じます。

神戸市西区は、古くから農業が盛んで
ヤスオ農園代表の憲太郎氏は6代目。

若い世代の新規就農者も多く、
独自の取り組みで新しいことに、
チャレンジする人が増えています。

安尾さんも、西区のメンバー6人で
神戸農産物直売チームSTARS
を結成。それぞれの農園で収穫される
野菜を、神戸近郊の契約レストランや
市内のマルシェで販売しています。

取引先へは週1回注文書を送付し、
配達は週2回。
取りまとめをしている安尾さんは、
本業の農作業の他にも、
てんてこ舞いで大忙しの毎日。

今後はお手伝いの人員を補強し、
新しい品目の栽培にも
チャレンジしたいと、
意欲的に語ってくださいました。

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ヤスオ農園さんでは、
肉菜のほか、トマトやねぎ、
ベビーリーフなど、季節に応じて、
多くの品種が栽培されています。

契約レストランへ届けられるほか、
神戸市内のマルシェ、
産直マーケットなどでの販売や、
神戸市の六甲アイランドにある
常設の「シェラトンマルシェ」、
東急ハンズ神戸三宮店で、
毎月1回2日間開催される、
東急ハンズマルシェin三宮
でも購入できますよ。

また、お取り寄せも可能です。

ご紹介した肉菜は1株100円。
お好きな数量を指定できます。
送料がかかりますので、
お友達やご親戚と共同で
ご購入されるのがお得ですね。

お問い合せはこちらへ。
ヤスオ農園
Tel 090-9697-2832
mail  y2o0000@softbank.ne.jp

ヤスオ家の食卓
http://homepage2.nifty.com/yasuo3/

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わけていただいた肉菜は、
さっそくおいしくいただきました。

フライパンにごま油を入れ、
みじん切りにしたにんにく、
しょうがを入れて、ゆっくり加熱。
この時に強火にすると、
にんにくが焦げてしまうので、
弱火でじっくり温めて、
にんにくとしょうがの香りを
引き出すようにします。

香りが立ってきたら、
食べやすい大きさに切った
肉菜を入れて炒めます。
この時に、サッと塩をひとつまみ。
野菜のおいしさを引き立たせるのは、
このひと塩が大切ですね。

あまり火を通しすぎないように、
手早く炒めてできあがり。

素材のよさが際立つ、
シンプル調理です(笑)


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そしてもうひとつ。
肉菜シュウマイ(笑)

肉菜の葉の部分を皮にして、
タネを包みました。

くるんっと縁が丸くなった葉が、
とても包みやすそうなカタチで、
これはシュウマイに使える!
と、悦に入って作ったのですが、
家での反応は、イマイチ・・・。

葉と茎の部分を切り離し、
サッと軽く茹でます。

茎の部分はみじん切りにして、
ひき肉と一緒に合わせます。
今回はヘルシーに、
鶏ミンチ肉を使用しました。
シュウマイ6個分で、
およそ230g。

皮の代わりの葉の面積が、
かなり広いので、
1個がジャンボサイズでした(笑)

鶏ミンチ肉のタネには、
しょうがのすりおろしと、
しょうゆ、ごま油で、
しっかりと味付けするのが
ポイントです。

蒸気の上った蒸し器で、
10分程度蒸してできあがり。

ぎょうざを包むよりも、
シュウマイは、意外と手軽に
できるんですよ。

ぜひみなさんにも
肉菜シュウマイ
おすすめしたいので(笑)
肉菜をもっとたくさんの人に、
知っていただけるように、
私も広報宣伝活動に、
チカラを入れたいと思います♪


兵庫県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵でした。