「キャベツを切ったら中が紫色に
  変色しているが、これは傷みですか?」


との内容でお客様よりお電話を頂戴しました。
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商品を確認しましたところ中心部分が
紫色に変色しておりました。

この色は傷み等によるものではなく、
寒さにあたった際に発生する
色の変化になります。

キャベツをはじめとする
「アブラナ科」の野菜は、
低い温度にさらされると、
ポリフェノールの一種
「アントシアニン」
という
紫色の色素が生成され、
葉の表面や内側が
紫色になることがあります。

この色素は加熱をすると
鮮やかなグリーンに変わります。


中には中心部分に色が出ているものもあり、
「中腐り・傷みによる変色」とのご連絡を
頂戴してしまうこともございますが、
食べていただいても
もちろん害はございません。

むしろ、
寒さにあたった野菜は、
凍らないように糖分を蓄えるため、
この色は
「甘みが増して美味しい」
というサインでもあるのです。

野菜は育つ際の温度や天候、栄養の取り方で
様々な変化が現れます。

私達は、野菜達の変化について、
その理由をお伝えしながら、納品をしてまいります。