まつの代表・松野貞文の大分視察の旅。
今年2月4日にオープンしたばかりの
直売所「菜な果菜」さんを訪問しました。
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古民家を改装した、風情のあるお店。
オーナーは野菜ソムリエの中上智子さん。
(写真右から2人目)

「農家さんの手取りを
少しでも増やせるような
お店をつくりたかったんです。
それに何より、お客さんと直接話して、
自分で売るのが好きなんです(笑)」
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店の入り口すぐの一番目立つ棚には
中上さんが一軒、一軒、出品を交渉した
選りすぐりの生産者の
野菜・果物が並びます。

 「知り合いの生産者や、
その方の紹介でつながった方とか。
長い付き合いの人もいますよ。
減農薬をやめて無農薬に挑戦して、
何年も苦労するのを見ながら
『いつか私、お店つくるからね』と」
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「がんばっている農家さんを
一軒でも多く残したいと思うんです」

正面テーブルの一角には、
臼杵市の「ほんまもん農産物」の
コーナーが。
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かめやま農園さんの「愛情いちご」。
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※「ほんまもん農産物」と「愛情いちご」は
次回ブログでレポートいたします。

中上さんが自分の店を持つ夢を
温め始めたのは数年前のこと。
地道な一歩の積み重ねが実を結び、
今に至ったといいます。
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 「まずは小売りを勉強しようと、
スーパーや生協(コープ)の
青果部門で、通算3年半くらい
パートをしたんです。

普通のパートスタッフでしたが、
バイヤーや責任者の方に
いつも質問するものだから、
可愛がってくれて
いろいろ教えてもらって。
仕入れもポップのつくり方も
ずいぶん勉強になりました」
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オープン前、まだ実績も信用もない
菜な果菜に野菜を出品してもらうのは、
簡単なことではなかったといいます。
断られることもあるなかで、
中上さんの思いに賛同したのは
スーパー・生協時代につながった
生産者の方々。

その紹介から輪が広がり、
店内には加工品や米など
豊富なアイテムが並びます。
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 「大家さんもすごく応援してくれて、
陳列に使っているそこの箪笥は
いただきものなんです。
みなさんの協力と応援があって
成り立っているお店です。」
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「今後は、試食を出せるようにしたいし、
レシピの提案もしたい。
店はオープンしましたが
やりたいことがまだまだあります」

静かなパワーに満ちた
野菜ソムリエの中上さん率いる
大分野菜のセレクトショップ。
お近くにお越しの際は
ぜひお立ち寄りください。
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菜な果菜
大分市城原358-1
(197号線・竹下橋南交差点の角)
★古民家の店内のお茶の間では、
オーガニッククッキーづくりや
野菜ソムリエの人気講師による
野菜たっぷりの料理教室などの
ワークショップも開かれています。
ワークショップ
(画像提供/菜な果菜)