兵庫県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの坂田理恵です。

前回の記事では、
広島産レモンについて
ご紹介させていただきました。
(こちらを参照→広島産希少レモン「宝韶寿」

今回は、その続編です。
広島産レモンを使って「塩レモン」を
作ってみました。

レモンは皮ごと全部利用するので、
防カビ剤やワックスなどの影響を受けない
国産品を使うほうが安心です。

国産レモンの旬は、晩秋から冬にかけて。
ちょうど今が塩レモンの仕込みに
ぴったりの季節なんですよ。

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塩レモンは、お肉や魚を漬け込んだり、
パスタや野菜料理の隠し味として、
また、オリーブオイルなどと合わせて、
ドレッシングを作ったり、
いろいろな使い方ができますね。

完成後は冷蔵庫で長期保存も可能。
発酵調味料として、
優れたチカラを発揮してくれます。

(材料)
国産レモン3個(約280~300g)
天然塩50g

保存容器を用意していただくと、
準備完了です。

今回は、広島産大長レモンを使いました。


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(作り方)

(1)保存容器を洗浄・熱湯消毒しておきます
(2)レモンの皮を洗い、くし切りまたは輪切りに
(3)保存容器に塩を適量入れます
(4)レモン1個分を入れます
(5) (3)と(4)を繰り返します
(6)密閉して冷暗所におき、1日数回
   保存容器を上下に振り2週間程度で完成


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密閉前の様子。

塩分は、レモンの総量の20%程度
目安にしておいたほうが無難です。

塩分が20%以下の場合は、
カビなど発生するおそれもありますので、
なるべく早めに使いきってくださいね。

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さて、2週間後。
こんなかんじになりました。

レモンの果肉が熟成して、
ほろほろっと崩れ始めた頃が使い時
です。


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まずは、ドレッシングに使ってみました。

ピンク色は、紅芯大根をすりおろしたもの。

このきれいなピンク色を、
なんとかドレッシングに使いたいな、と、
オリーブオイル大さじ2と塩レモン大さじ1、
黒胡椒を合わせてみたのですが、
う~ん、やっぱり大根!

野菜サラダのドレッシングにするためには、
何かもう少しインパクトのある食材を、
合わせないとダメみたいです(笑)

その時ふと思い出したのが、
先月のベジフルサポーターの集いの際に、
クッキングプランナーの
谷口恵里さんが考案されたレシピ!

バーニャカウダに「イカの塩辛」を入れる
というアイデアでした。

さっそくイカの塩辛を細かく刻んで、
ドレッシングと合わせてみました☆

これでずいぶんとグレードアップ!
したのですが、まだまだ課題が(汗)

私も塩レモンドレッシング作りを、
もう少し極めてみたいと思います。


アイデア次第でいろいろ使い道があり、
冷蔵庫で長期保存も可能な、
発酵調味料の塩レモン。

ぜひ、一過性のブームで終わらせず、
常備されてはいかがでしょうか。


2014年も残りわずかとなりました。
来年も、野菜や果物をはじめ、
「食」にまつわる楽しいお話を、
このブログで発信させていただきますね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。


ベジフルサポーター 坂田理恵でした。