お客様からいただくお電話の中で、

「大葉が黒や茶色に変色している」

というものが多々あります。

先日も同じ店舗様から二日連続してそのご連絡を頂いてしまいました…

大葉

大葉は一体どの段階で変色してしまうのか?

それは、まつのから店舗様へとお届けする最中が大半なのです。

「低温障害」という言葉をご存じでしょうか。

 野菜の中には冷蔵保存に向かない物が多くあります。

まつのに頂くご連絡の中で大葉はその代表格なのですが、
そんな野菜達がなりやすいのが低温障害です。

温度の低すぎる場所に置いておくと、
野菜の水分が凍ってしまいそれが店舗にお届けしてから溶けて傷んでしまいます。

また、ご自宅の冷凍庫などでも経験があるかとは思いますが、
水分が飛んで冷凍焼けをおこし傷んでしまうのも低温障害の一種です。
そうして傷んだ所が茶色に変色してしまいます。 


このような事態が起こってしまった原因は一体なんだったのか?


今回の店舗様に関しましては、車輌の温度設定に問題があったことが判明しました。

なんと本来ならば6~8℃に設定していなくてはならない庫内が、-20℃設定になっていたのです!

運搬会社様が前の仕事で冷凍物を運んでいたのですが、
まつのに入庫した際に温度設定を変更するのを忘れてしまっていたのです。 

これでは冷気に弱い大葉はすぐに傷んでしまいます。


今後このようなことが起こらないよう、まつのは以下の項目の再強化を図ることにいたしました。


*車両が入庫した際、必ず温度設定を確認すること。
  ドライバーだけでなく、配送課による抜き打ちの確認も行います。
*大葉を出荷する際には必ず新聞紙などで養生すること。
  温度設定が適正であっても冷風口近くに置いてしまうと
  低温障害が出てしまう可能性があります。
  ピッキング作業時に一つ一つ養生してゆきます。


この店舗様に限らず、全ての店舗様への強化を図り皆様に
新鮮で美味しい野菜をお届けできるよう努めてまいります。