皆様こんにちは。
岩手県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ 千田広子です。

暮れも押し詰まり
お正月の準備で頭がいっぱい(o^^o)
新春のご馳走は何にしようか・・・
そんな中、年間通して安定供給される
キノコは重宝な存在ですね。

 
「匂いマツタケ味シメジ」
とは申しますが、
香りも旨味もなかなか良い仕事を
してくれるのが「舞茸」

現在は全国的にいつでも
買えるようになりましたが、
1990年代に人工栽培が盛んになる前は、
『北国の深山のキノコ』として
貴重な存在でした。 

中国語では「灰樹花」
名前の通りですね〜(o^^o)

栄養的にはミネラルや食物繊維に富み、
特に亜鉛、ナイアシン、ビタミンDを
多く含んでいます。

キノコに含まれているβグルカンは
身体の免疫力を高めるなどの
効果が期待され、
現在も研究が進められています。
 
アメリカでは既にマイタケD フラクション
という物質が医学界で注目を浴びていますね。


さて
こちらの舞茸は香りも味も格段上
食感も良く、お出汁も良く出ます。
和洋中幅広く使えるのでお気に入り!
お料理教室では積極的に
使わせていただいております。
 
色が濃い方が秀品なそうですが、
白っぽい方も味に変わりがありません。
 
先日は
ギンナンと黄色のニンジンも使い
彩りも鮮やかな舞茸ごはんを作りました
炊き上がりまでの香りの華やかなこと‼️

「 香りの舞茸ごはん」

材料
・米 2合
・舞茸 1パック
・サラダ油 大さじ1
・白だし 大さじ2と半
・酒大さじ1
・薄切りにし塩茹でしたニンジン 適量
・殻付きギンナン 25〜30粒

下準備
ギンナンはキッチン鋏の握りを利用して
殻に割れ目をつけ、
水にくぐらせてラップに包み、
電子レンジで1分加熱後、
直ちに殻を剥いておく

作り方
1米は予め研いでおく

2フライパンに油を熱し舞茸を
炒り付けるように焼く
(かき混ぜると水分が出るので)
 
3舞茸に酒と白だしで調味し、
印通りの水加減にし米の上に乗せて炊く
(決してかき混ぜない)
 
4蒸らしの間にニンジンとギンナンを入れ
彩り良く盛り付けする

※白だしによって塩分が違うのでご注意下さい。
※オリーブオイルやパセリ、バターを使うと
洋風マイタケごはんに(o^^o)

皆様も作ってみて下さいね!

実は、暮れというのに
今日は一関市川崎町の
岩手まいたけセンターに行って来ました

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農協を退職した千葉仁一さんが
平成13年から菌床栽培を始めたそうです。

舞茸はキノコの中でも敏感な性質なので
愛情を込めて育てているとのこと。
夏はクーラー、冬は床暖房で
温度湿度ともにコンピューターで管理し
周年栽培。現在は地元の産直や、
ゆうパックなどで、1日1000株程の
出荷を
しているそうです。

ビンを使っての菌床栽培で、 
中に詰めるおがくずは広葉樹のものに
ふすまなどを加えて手作り。 
100度で殺菌されたおがくずは
25度に保たれた部屋で20日間
培養されます。

次に菌床のビンを並べたケースは
縦に、梯子状の枠に設置され
催芽を促進させるために 
22度で加湿すること5日間
ほら!芽が出てきています。
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 更に加湿すること一週間 。
床から天井までびっしり
順次出荷を待つ舞茸たち!
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また、収穫した後の菌床は
牛糞と一緒に堆肥に
舞茸の軸の部分は牛の餌にと、 
まさに循環型農業、素晴らしいですね!

お歳暮シーズンでお忙しい中
見学させて頂きました上 、
帰り際にお土産を頂戴しました(o^^o)
乾燥マイタケ、乾燥キクラゲ
マイタケ入り切り干し大根


乾燥マイタケは生よりも
香りも旨味も強いとのこと。
今はシーズンではありませんが、
生のキクラゲも生産しています。

ご興味のある方は
こちらからお問い合わせ下さい。

岩手まいたけセンター
代表 千葉仁一
〒029-0201
岩手県一関市川崎町門崎字布佐109
電話  0191-43-2767
Fax   0191-43-2915
Mail  iwate-maitake@rice.ocn.ne.jp

さてさて、この年末年始は
マイタケ料理にはまりそうです。 

それでは
皆様も良いお年をお迎え下さい。

以上
岩手県のベシフルサポーター
野菜ソムリエ 千田広子のレポートでした。