宮崎県日南市
(有)緑の里りょうくんへ。
 
自然に近い環境で
様々なかんきつ類を育てておられます。
 
栽培品種:約10種類
(みつばちみかん、はれひめ、麗紅、
はるか、せとか、黄金柑、日向夏、
不知火、清美、津之輝、レモン、
グレープフルーツ、サマーフレッシュ)

現在収穫真っ只中、
一番人気の「みつばちみかん」
緑の里りょうくん_01
松野も収穫体験!
緑の里りょうくん_02
 
こちらは国産グレープフルーツ!
緑の里りょうくん_03

見た目ではなく、
食味を追及したみかん。
緑の里りょうくん_04
 
農薬の使用は最小限にしているため、
他の柑橘と比べると多少傷も見られます。
 
※傷・・・花を付ける受粉の時期に、
みつばちが歩いた足跡が
傷となって果実に残ります。
蜜が濃く強い香りを放つ花ほど、
このおいしい足跡がたくさん残るのですね。
 
糖度12.6度 SSサイズ
実が皮に張りつき、
手で向くのが困難なほど立派な菊みかん。
糖度はピーク時で14~15度に!
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糖度9.5度 Lサイズ大
緑の里りょうくん_06
 
りょうくんのこだわり
園内にはマルチシートが敷かれ、
必要最低限の水で育てます。
 
春から夏にかけて酸度を極限まで上げ、
潅水チューブで散水。
散水することで酸を糖に変えていきます。
 
樹上完熟のため、
通常より1~2か月収穫を遅らせています。 
食味へのこだわりは選果時にもあらわれます。
 
おいしさを保つため、手間ひまかけて全て、
手・目選別を行います。
細かなサイズ分けは難しいですが、
その分味は抜群!
緑の里りょうくん_07

※マルチ栽培
畑一面に敷かれた透湿性の白いマルチシートには、
地中の水分を外に逃がし、
雨を遮断する効果があり、
果実の水太りを防ぎます。
 
シートで水分をカットすることで
濃縮効果により糖度が高くなり、
さらに、太陽の光を反射するので
みかんの色づきもよくなります。
 
「十樹十色」
樹も人間同様。
どのくらいの水が必要なのかどうか、
樹と向き合い声を聴きながら
最後は手水で微調整を行います。
 
大量の水、労力は相当なものです。
緑の里りょうくん_08

■今年の状況
「今年収穫できる果実はSSサイズ、
もしくはLサイズ大のものと両極端で
大きさの平均が取りにくい。
食味も納得がいかず、今年は7割の出来」と
厳しい表情で語る田中良一さん。
 
昨年夏から秋にかけての大旱魃により
表面の根が焼けて死んでしまいました・・・・
 
肥料をうまく吸収できずに木自体が弱まり、
更に今年は多雨の影響で水を吸いすぎた樹は
成長のバランスを崩してしまいました。
緑の里りょうくん_09
気象状況が年々激しく変わっているなか、
樹一つ一つに声を傾け向け続ける田中さんご夫妻。
 
最後まで、「なんでこんな悪い時期に来たの?」と
納得のいかないご様子でしたが
青空の下で頂く濃厚なみかんは格別な味でした。
ご案内ありがとうございました!
 
左から:(株)晴耕雨読 三島一浩さん、
田中さんご夫妻、松野、神野
緑の里りょうくん_10
 
(株)晴耕雨読 代表取締役 三島一浩さん
前回に引き続き、ご縁をお繋ぎ頂きありがとうございました。
http://www.seikouudoku.co.jp/company.html