こんにちは。
べジフルサポーター・管理栄養士の
中本です。

京都の、山も色づいてきました。
皆様の地域ではいかがでしょうか?
是非、紅葉を楽しみに京都にお越しください。

さて、街を歩くとヘルシーをアピールした
メニューを見かけますよね。

京都でも、観光客の方向けに京野菜を
アピールしたメニューが多くなった気が。
ただし、確かにヘルシーと思うものもあれば
非常に残念なものも。。。

そもそも【ヘルシー】は基準がなく曖昧。
イメージに左右されるのも仕方がないですが、
先月、厚労省から【健康な食事】の
あり方についての報告がまとまり、
来年4月から
健康な食事の基準を満たす市販の
調理済み食品には認証マークをつけることが
可能になります。

認証マークはこちら↓

健康な食事1
日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会 報告書より
 
この認証マークについて
厚労省へ問い合わせると、外食産業でも使える
とのこと。
ただし、2~3人前の料理は×。
あくまでも一人分の食事にのみ
使用可能とのこと。

基準をみたさなくても、従来通り
ヘルシー・健康アピールは可能ですが
認証マークは使用できません。

運用の方法の詳細はまだで、
ガイドラインは年内にまとめられるそう。

メニュー表などで上手にアピールすれば
他店との差別化に活用できますね。

ちなみに
この認証マークは、基準を満たすことができていれば
使用することができ特別な審査などは必要ないとのこと。

基準となる食事内容はコチラ↓
基準
日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会の報告書より

野菜の単品メニュー(料理Ⅲ)を作るなら

①緑黄色野菜を含む2種類の野菜を使用
②エネルギー150キロカロリー未満    
        ③塩分1g未満                         
④野菜は100g~200g使用         
     
の4点をクリアする必要があるようです。

野菜メニューは、低カロリーでヘルシーという
イメージが強いのですが、
【ほうれん草のゴマ和え】で確認してみましょう。
ヘルシー定食によくあるメニューです。
美味しいと伝え聞いたレシピで作ってみました。


ごまあえ2

ごま和え1

これでは
基準を満たしません。
基準に合わせて考えると

野菜は2種類。
エネルギーと塩分も下げて。

胡麻たっぷりの美味しい
ゴマ和えですが・・
【健康な食事】的には
ゴマの量や調味料の使用量を
変えたほうがいいかも。

 
ごま和え2


これを一人分の野菜量は
100g以上なので
半量にすると
【健康的な食事】の基準を
クリアできます。

ごま和え3

すりごまを使う場合、
調味料を吸ってしまうので
どうしても塩分も高くなります。
調味料のエネルギーや塩分は
馬鹿にならないものですね。。

工夫次第で、調味料のエネルギーは
減らすことができます。

是非、みなさんらしい工夫でヘルシーメニューを
作ってくださいね。