みなさま、はじめまして。

10月より、ベジフルサポーターとして、
仲間入りをさせていただきました、
兵庫県の野菜ソムリエ・坂田理恵です。

野菜や果物にまつわる楽しいお話や、
お役立ち情報を、ご紹介していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、第一回は、
兵庫・丹波篠山の黒豆(黒大豆)
・・・の枝豆についてお届けします。
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※コチラもぜひご覧ください。
まつの情報1013「丹波篠山の黒豆の枝豆」
http://blog.matuno.co.jp/archives/1011366138.html
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全国的にその名を知られる「丹波篠山の黒豆

以前取材でお世話になった、
宇土地区の杉尾農園さんの黒豆畑です。

篠山の粘土質の土壌と、盆地特有の
昼夜の寒暖差によって、
大ぶりで深いコクと味わいをあわせもつ、
上質の黒豆が育ちます。

杉尾農園さんでは、「手作り循環型農業」で、
堆肥や竹炭、木酢液などを駆使して、
安心・安全な作物づくりに注力されています。

おせち料理に欠かせない黒豆ですが、
黒くならないうちに収穫する枝豆も美味です。

丹波篠山では、10月5日枝豆狩りが解禁に。


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枝豆狩りに使うはさみ。

枝豆の枝は想像以上に太いので、
はさみも大きくて重いんですよ。

使い慣れないものなので、
ドキドキしながらはさみを手にしました(笑)


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杉尾農園の「黒豆おやじ」こと、
杉尾さんから枝豆狩りのポイントを、
教えていただいてからスタート。

こんもりと茂った葉っぱをかき分けて、
根っこの近くをガチャン!とカットします。

びっくりするほど葉が生い茂っているので、
カットするのは至難の業です。

この日は母と一緒に行っていたので、
母に葉っぱと枝を抑えていてもらい、
危なっかしい手つきで枝の根元をカット。


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これで1株分です!大きいでしょう?

多いものになると、実だけで2キロ程度も
収穫できるものもあるのだそうです。
平均すると、1キロぐらいは取れます。

たくさん実のついた株を探すつもりが、
到着後しばらくして、雨が降り始めました。

どんどん雨足が強くなり、
じっくりと選んでいる余裕がないほどでした。

あわてて母の分のもう1株を豪快に切り、
車のトランクにバサッと無造作に入れて、
持って帰ることに。


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ほんとうは、畑で枝豆の株をカットしてからが、
時間のかかる大変な作業があるのですが(笑)

畑のそばにブルーシートを敷いてもらい、
その上で余分な枝葉を落としてから、
持ち帰るのが普通です。

私はこのまま持って帰り、実家の庭先で、
母と一緒に黙々と枝豆の摘み取り作業をしました。
小一時間はかかりました(汗)


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直売所では、きれいにカットされた
おみやげ用の枝豆も販売されています。

いとこ家族へのおみやげにするつもりで、
合計3株を収穫する予定だったのですが、
2株分しかできなかったので、
1株分はこちらで購入させていただきました。


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あのこんもりとした枝葉が、こんなにすっきり!

スーパーで売られている枝豆は、
手間のかかる作業を、
どなたかがやってくださっているから、
私たちはただ茹でるだけで、
おいしくいただくことができるんですね。

思えば、枝豆狩りに行く前に、母がしきりに、
「大変だから! ほんとに大変だから!!」
と、何度も何度も言うので、
「何がそんなに大変なのかな?」
なんて、のんきに構えていたのですが、
あんなに大変だったなんて(笑)

野菜ソムリエとしても、
とても有意義な経験をさせていただきました。


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枝豆には、からだにうれしい栄養素がいっぱい。

メチオニン成分は、アルコール分解のために、
せっせと働く肝臓や腎臓を守る働きがあり、
お酒のおつまみに枝豆を食べるのは、
栄養学的に見ても、理にかなっているのですね。

大豆の若莢を、未熟なうちに収穫するのが枝豆。
枝豆の時期を過ぎると、どんどん黒くなっていき、
12月には黒豆として収穫されます。

枝豆の後、黒豆に育てて行く過程は、
なかなか手間のかかる作業だと
杉尾さんから教えていただきました。

ブランド黒豆が少しずつ育っていく様子も、
ぜひ見学させていただきたいな、
と思っています。

みなさんも、チャンスがあれば、ぜひ一度、
枝豆狩りにチャレンジしてみてくださいね。


野菜ソムリエ・坂田理恵でした。


まつの情報1013「丹波篠山の黒豆の枝豆」