今回の産地視察は、
岩手県にある銀河農園様へ。
左の男性、御存じの方も
いらっしゃるのではないでしょうか
そう、橋本幸之輔さんです!!
幸之輔さんは元まつのの社員でしたが、
家業を継ぐ為に岩手県 銀河農園へ就農。
就農1年ガッチリとした体つきになり、
変わらず元気な姿で迎えてくれました
写真中央:弊社社長 松野貞文
右:橋本正成さん(銀河農園代表)
弊社と同じ
「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」
が受け継がれてます。
銀河農園は1年通してトマトをメインに栽培。
(じゃがいも・キャベツ・お米なども
栽培しています)
【栽培方法】
環境制御水耕栽培・高糖度土耕栽培、
露地栽培の3種。
【栽培品種】
桃太郎、フルティカ、キャロルテン、
すずこま(加熱用)、加工用トマト、
玉光デリシャス
「玉光デリシャス」は冬越しトマトとして、
春先に出回る糖度の高い品種(糖度9~10度)。
トマトの糖度は平均5度くらいなので、
糖度9~10度はスイーツ感覚ですね
今年の夏は長雨の影響もあって、
湿度が高い日が続きました。
根から吸う水分を切っても
空気中の水分を葉が吸収するため
水分を含みすぎて果肉が弾けてしまう、
「実割れ現象」が多くなっています。
さらにお盆前後には連日曇天が続いたことで
日照不足となって玉伸びせずに熟度が進み、
現在出荷できるトマトはほとんどがSサイズ以下。
今年10t以上の収穫を予定していた
露地栽培の加工用トマトは、
摘期(収穫するタイミング)あと2日という
ところで大雨に見舞われ
ハウス内の実が大量に弾けてしまい、
収穫見込み量の半分の5t程に留まりました。
土に落ちているのが雨の影響で割れてしまい、
収穫できなくなったトマトたち。
(8月中旬の写真)
加工用トマトは
一度に1株すべてを収穫する機械収穫。
同熟率(1本の木の実の熟度が同じである率)
ができるだけ高い状態で収穫するために
収穫時期を狙っていました。
そんな完熟状態の時期に長雨に見舞われ、
完熟果が水分を吸収、割果してしまったのです。
昨年の倍の面積を作付けしたのに
総収量は昨年と同じ。春からの努力が
たった数日で悔しい結果に・・・
農業にとって天候は味方であり
敵でもあることを実感させられます。
現在は岩手県内での流通をメインとし、
東京や大阪にも少しずつ
出荷先を広げています。
銀河農園のブランド
【賢治のトマト】100%でつくった
賢治のトマト 飲むトマト
東京の大手百貨店ギフトカタログに
入るほどの人気商品です
まつのイズムを受け継ぐ
次世代の農業担い手として
岩手から全国に向けて活躍してほしいです
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