
関東地方もようやく梅雨が明け

季節もすっかり変わり


まつのに入荷されるトマトの産地もすっかり変わり、北の産地の物が入荷されております。
さて今回は東北のトマト産地の1つ蓬田村の青森トマト部会東つがる支部に行って参りました。
(まつのとのお取り引きは15年と古いです。)
蓬田村のトマト栽培は歴史が古く水田転作が本格化した昭和48年の水稲育苗ハウスの
再利用から始まりました。

蓬田村は桃太郎トマトの郷、
蓬田駅にも、マスコットキャラクターのヨモットくんがいました。

蓬田駅は陸奥湾を東に臨む津軽線の駅で現在は無人駅です。
この地域は、豪雪地帯で冬は雪に覆われ、
夏はオホーツク海高気圧からの冷気が東方海上から吹き込む季節風(やませ)の影響を受ける夏季冷涼な気候です。
この寒暖差がトマトの栽培に適しており、実のしまったコクのあるトマトを作ることができます。
当日は。。現地の方も驚くくらいの良い天気で。。
やませを肌に感じる事は出来ませんでした。私が晴れ男なのか。。

今回は、今年から新たに部会長になられた
津島鉄平さんのミニトマトをご紹介いたします。


津島さんが栽培しているミニトマトは『キャロル10』
この品種は口当たりの良い、
糖度が高くほのかな酸味もあり
味のバランスがとても良いんです。



前部会長の吉田さんと現部会長津島さんの



今年から世代交代が行われ、
津島さんは37歳という若さ!

部会の結束は高く、
若手後継者に対してベテラン農家さんが
栽培計画や栽培技術などを個別指導をし部会のレベルUPを図っています

こちらは農協職員の吉田さんが管理する試験園場です。

生産者さんと同じように栽培する事で地域に合った品種選定や栽培指導が行えます。
天候異常などによる病害発生時もこのハウスの状態を見ることでいち早く情報をキャッチ
即時対策を立てられるなど部会全体のモデルハウスになっています。
また、常に新しい品種の栽培試験も行っております。

部会の土作りのこだわり
堆肥の元。。。大量のもみ殻!
蓬田村では稲作が盛んでそのもみ殻を有効活用しております。

※もみ殻の量を吉田さんに表現してもらいました。

このもみ殻を主体とした有機質肥料をふんだんに使用し
安全安心で健康的なトマト栽培に取り組んでいます。


ホルモン剤の使用を減らす事に成功しています。

※環境にやさしい農業に取り組んでいる証として、全部会員がエコファーマーを取得しています。

今後は、更なる安全性の為水質調査にも取り組まれていくそうです。

蓬田のトマトはあどはだりするような(標準語でもっと食べたい)トマト作りが目標。
品種は全て桃太郎。
寒暖差がある分、高糖度の上、果肉がしっかりしていて日持ちがよいんです。




最後に、この写真は地元の小学校の食育の一環として行われている
栽培体験後に小学生達が送ってくれたお礼の可愛い絵です。






蓬田村から今年も安心、安全、美味しいトマトを届けします。


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