先日、まつのブログ内でご紹介させていただいた
福島の新米農家夫婦がつくる美農然さんへ
産地研修へ行かせていただきました。
美農然さんは、かつてまつのの商品部として
果物担当されていた齋藤あおいさんのお姉さん夫婦が経営されています。
現在、齋藤さんは地元である福島を応援したい、
美農然をもっと広めていきたいと活動されています。
今年の夏も、まつのへカラフルトマトを出荷してくださることになり
どういった栽培方法なのか、勉強させていただくために研修へ
行かせていただきました。
美農然さんのいらっしゃる湖南町は
猪苗代湖の南に位置しており、湖周辺は桜が満開!!

ゴールデンウィークは農作業の繁忙期ということで
毎年、家族総出で畑仕事に取り掛かるとのことです。
私も作業を手伝わせていただきました。
まずは、カラフルミニトマトの移植作業。
先日のブログでは、カラフルミニトマトの種まき、芽がでた様子をお伝えしております。
そこから本葉がでて接ぎ木を経て、ポットへ植え替えを行います。

接ぎ木することにより、苗を病気に強くする効果があります。
しかし、継ぎ目から根が出てしまい、台木が枯れてしまうことも・・・
これでは接ぎ木の意味がなくなってしまうため移植ができないそうです。
一つ一つ実がなるまでには、様々な試練を乗り越えなくてはいけません。
一つ一つ育てるのにも計り知れない努力があることを知りました。



たくさんの種類の苗。
色の違いだけではなく、苗それぞれも葉の形、色、大きさが違います。

これからもっと大きく成長していくのが楽しみです。
続いて、じゃがいもの植え付け。
種を播く代わりに、種イモを植え付けて育てます。
芽を出させたイモを半分に切り、切り口に灰をつけて乾燥させます。

齋藤さんの姪っ子のかえでちゃん。
一緒に灰を付けてくれました。

・・・小さい子供でも安心して食べられる野菜を作りたい。
美農然さんは、その想いで日々畑に向かっていらっしゃいます。
イモが乾いたらいよいよ植え付け!!
今回は畝立てからやらせていただきました。
初めはうまくいかず、畝が曲がってしまったり・・・
最後の畝でやっとまっすぐになり・・・
・・・農家への道は厳しそうです!!
イモは畝の真ん中に置いていきます。

これもやはりまっすぐに均等に置いていくのが難しく・・・
・・・ちゃんと育ちますように!!
普段使わない筋肉を使っての作業で、
教えていただきながらもなかなかコツがつかめず、
思い通りにいきません。
毎日、作業している農家さんの偉大さを改めて知りました。
齋藤さんのお父さまから教えてくださった言葉。
農家は、知識だけではなく、身体で覚えるもの。
いくら頭でわかっていても、実際やってみなければわからない。
自然相手に何が起こるかわからない。
様々な試練を乗り越えてこられたからこその言葉であると、感じます。
短い時間ではありましたが、
一つ一つ研究し、勉強され、毎日、野菜に向き合っていく。
その姿を少しは、学ばせていただくことができたのではないかと思います。
これからの時代を担っていかれる美農然さんは
安心して食べられる作物づくりをめざし、
これからどんどん発信していかれるようです。
朝晩冷え込む湖南町は
まだまだ春の陽気でこごみがたくさん・・・

昼間はのどかで暖かな空気が流れていました。
素晴らしい気候で育つ作物はおいしいこと間違いなしです。
今年の夏のカラフルミニトマトの収穫が待ち遠しいです!!
コメント