松野社長の中学時代の恩師であり
吹奏楽の世界で伝説の名指揮者、

平野廣海先生をお招きしての
社内講演会レポート後編です。

平野廣海先生ご講演03
エリートではない普通の子どもたちが
集まった吹奏楽部を
次々と全国レベルに育てあげ
「マジック」と評されるその秘けつは・・・

子どもたちと徹底して向き合われる
ことにありました。

「小中学校には、
家庭環境調査票というものがあります。
性格や得意・不得意、
家族構成などが記載されたこの資料を、
私は徹底的に暗記しました。

そして、この子は褒めれば伸びる
この子はスイッチを押せば動くなど、
一人ひとりに合せた指導を行ったのです」

ここから導きだされたリーダー哲学を
平野先生はこうお話くださいました。

「リーダーには、3つの配りが必要です。

1
つは目配り
注意を行き届かせ、見て聴いて、
その一つひとつから本質を見極めること。

2
番目に気配り
目配りで感じ取った本質から、
何をしてあげれば良いかを配慮すること。

最後に心配り
気配りで感じた配慮を、
実際に行動で表すということです」

3
つの配りは、相手に愛情と関心を持ち
自ら心を動かさなければできないこと。
仕事だけでなく、生き方にもつながる
こととして心に沁み入りました。

そして、「ITや技術がどんなに発達しても
事を成すのは人。人財が育たない限り、
会社の発展はありません」とのお言葉も。
平野廣海先生ご講演04
人の心のあり方が、生きる姿勢が
物事の成否を決める。

「できないんじゃない やらないだけだ」

自分の行動と心を
改めて振り返った時間でした。

最後に、76歳になられる今も
精力的に活動されている平野先生が
「精神的なバックボーン」と言われる詩、

サミュエル・ウルマンの「青春の詩」の
一節をご紹介します。

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方である。
年を重ねただけでは人は老いない。
理想を失うとき、人は老いる。


平野廣海先生、貴重なお話を
誠にありがとうございました。

平野廣海先生ご講演05