さる4月18日(金)、平野廣海先生をお招きしての
社内講演会を開催しました。
平野先生は、松野社長の中学校時代の恩師。
まつのがスローガンの一つに掲げる
「できないんじゃない やらないだけだ」は
社長が中学生時代に平野先生からいただいた言葉です。
まつのが今あるのは、平野先生の教えがあってこそのこと。
講演も社内に留めるにはもったいないお話ばかり。
ダイジェストになりますが、2回にわけてお伝えできればと思います。
平野先生は、4つの中学校で吹奏楽部を指導され、
そのすべてで全国大会金賞などの輝かしい成績を残されました。
しかし、どの学校も着任時には何らかの問題を抱え、
順風なスタートではなかったといいます。
文化的な刺激は皆無の、のんびりした田舎の学校や
卒業後は大多数が家業を手伝う、進学率が県内最低の学校、
部員が1人しかいなかった学校、
校内暴力が続発する市内一番の荒廃中学校……。
いずれの学校でも「(楽器は)できない、難しい」という子どもたちに
平野先生は徹底的につき合い、こう言葉をかけ続けられました。
「できないというまえに、まずやってみよう」
のんびりした田舎の中学は赴任の4年間で県優勝2回、
進学率県内最低の中学は全国大会の常連に。
部員1人から始まった中学も全国大会で金・銀・銅賞受賞。
荒廃学校の吹奏楽部は、1年目に県優勝し、翌年には関東地区金賞受賞。
今も語り継がれる数々の記録を成し遂げたのは、
平野先生の子どもたちの可能性を信じる心と
子どもたちを輝かせようとする深い愛情の力。
できるかできないかを考えていても、何も実現しない。
まずは一歩を踏み出し、悩みながら、迷いながらでも
行動し、前に進めば、必ず何かが変わる。
人の可能性を信じ、自分の可能性も信じて
行動することの大切さを学んだ一時間でした。
平野先生の偉業は、
教育界では「マジック」と評されているそうですが、
「マジックにはタネも仕掛けもあります」と先生。
それは、平野先生が37年間の教員生活で培われた
リーダーとしての哲学。
これについては次回でご紹介します。
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