贅沢にも13品種をたっぷり食べて、
至福の時間を過ごした私ですが、
帰り際、ハウス内をよく見ると
天井のパイプがぐにゃりと曲がっていることに
ふと気がつきました…

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生産者さんにお願いして
ハウスの奥を見せていただくと、
そこには私の想像を超えた
悲惨な光景が広がっていたのです…


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以前、お伝え致しましたが、
記録的大雪による被害の状況【山梨県北杜市】

今年2月、観測史上最高の
記録的大雪に見舞われた山梨県。
その農業被害は甚大で、
総額171億7300万円に上るそう。
(デジタル朝日新聞 2014年3月4日付)

甲府市の観光イチゴ園にも
大きなダメージを与えたようで、
雪の重みでパイプはくの字に折れ曲がり、
潰れたハウスがイチゴ棚を押し倒し、
パイプが折れて養液が行き届かなくなった
イチゴは全て枯れていました…

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テレビや新聞による報道で知ってはいたものの、
実際にこのような光景を目の当たりにすると、
その悲惨な状況に
ただただ涙があふれるばかり…


生産者・藤田武仁さんと奥様は、
あの日、必死に雪かきをしたり、
ハウスの天井に穴を開けたり、
試行錯誤をしたものの、
どんどん降り積もっていく雪に
なす術がなかったそう…

「大雪のあと、最初にハウスを見たときはね
私もやっぱり涙が出ました。
でもね、もう慣れましたよ」
と、気丈に語ってくださった奥様。
毎年、イチゴ狩りは5月下旬までですが、
今年は4月末で終わりにして、
来月からハウスを撤去し、
再建に向けて準備をされるそうです。

「来年のために、ハウスを建て直して、
イチゴの苗をしっかり育てていかないと!」

という力強い前向きなお言葉に、
私もパワーをもらった気がします。


どうかハウスの再建が順調に進み、
来年もたくさんの美味しいイチゴに
出会えますように…!!

そう願わずにはいられない瞬間でした。